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【読書録】数学を使わない数学の講義

数学を使わない数学の講義、読了しました。

小室直樹先生の著作は大学時代に読み漁ったのですが、こちらは読んでいませんでした。

データサイエンティストとして数学に向き合わなければいけない宿命を負っているのですが、遅々として進まない数学の勉強からの逃避として読みました。

内容は非常に面白いです。

数学の基本的な考え方となる下記の内容を数式なしで説明してくれます!

・存在問題

・集合

・必要条件、十分条件

等々。

どのように説明するかというと、様々な歴史の具体例を使って説明してくれます。例えば・・・

ケネディ大統領が月着陸を公約できた理由を説明するうえで、「存在問題」の大切さを解説し、

ユダヤ教の食物規定を説明するうえで、「集合の論理」について説明し、

ドイツとフランスはなぜ、1618年から30年間も戦争を繰り広げたのかを説明するうえで、「必要条件、十分条件」を説明してくれます。

数学的思考っていろんな問題を考えるためにすごい大切な思考方法なんだと再認識できました。

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