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サンドウ庵

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2021年9月の記事一覧

23|海神楽 〜umi kagura〜

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 【動画(2分)】 今回は、よろしければ動画から、ご覧ください。  ▶︎ONE SCEAN@CHASHITSU(ある日の茶室)#12 海神楽 ~umi kagura~  会の案内文を読まれた方が、 ・・・と、会には来ず、現地へ行かれる(!)という珍事(いや、慶事かな)が発生!(笑)  雨の多いタイミングで、雨天を心配して行ったのに、向こうではカンカン照りの晴天の日が続いたそうです。現地より送ってくださった、宍道湖の夕焼けの写真。 “言葉は

22|あい -pre-

〈お茶会のご案内(開催概要)〉  茶の湯も、着物も、時の変遷のなか積み重なってきた様々なもので、「時代の転換」や、「地球や宇宙全体の変容」の文脈において、〈次へ〉の移行には、重くて耐えられないものの、筆頭ではないか…と、思うことがあります。  茶の湯はまだ、「茶道」という門に守られ残るのでしょうが、着物は・・・。 一部の方々にしか触れられないところにある、というのは、伝統文化という称号あれど、すこしさみしく、悔しくも感じるものです。  私たちは、この次元で経験を動かして

21|点 -ten-

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 さやか トップ画像で、点-ten-になっているのは、秋明菊(しゅうめいぎく)です。 ・・・へ!?笑 いや。ただ遠目に撮影してみたら、点ぽくなっとった!というだけですが!  先日、骨董市でみつけた籠に、ドウダンツツジと水引草と共に秋明菊を。 わたしの場合、よく言えばダイナミックに、わるく言えば四方八方へ、勢いよく飛び出すかごとく・・・。よきもわるきも、十中八九、個性的な出立ちになります。  お茶に限らずですが、ときどき、裸ん坊の自分が、すみ

20|開秋 -Opening-

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 ▷着物は、夏の薄物の紗 「搦み織り」と呼ばれる、二本の経糸が緯糸一本ごとに捩り目をつくる組織で、捩り目により、織物の表面に隙間ができることから、通気性があり、夏のきものに適しています。 布面がすこし堅く、肌触りも若干パリッとした風合いです。 紺地(藍の濃い“褐色”とも)の裏側に、茜色で、初秋の桔梗柄が描かれています。 秋声 長月の別称として「菊月」がありますが、秋は空気が澄んでいて、遠くの物音でもはっきりときこえることから、「きく(聞く・聴

19|in KYOTO・夏

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 妙なるもの  私たちの世界は、言葉にし難いもので溢れてる。 例えば、たったいま、山の岩間から滲みだした、もしくは木々、葉々から溢れ落ちて、流れをなそうとする清水のような。  そのあり様をみせ、そう在り続けることの勇気を与えてくれる、たくさんの存在たち。 ー ただ源から、顕れ続けることと、そのことを、簡単にあきらめないこと。ー 【動画(2分28秒)】  ▶︎2日目朝、鴨川まで野点朝茶へ。 

18|喜雨 : SHOWER

〈お茶会のご案内(開催概要)〉 ▷着物は、流水に花。 背景には白抜きで薄く波紋も描かれています。 水をモチーフとした文様は古くから見られ、流水文の出現は、その中でも、最も古い可能性があるそうです。 涼しげな水色の着物は、夏にとても重宝します。 あまの川 先日、久しぶりに、名古屋市科学館のプラネタリウムに行きました。 中央に置かれた、大ドーム用に設計されたプラネタリウム「UNIVERSARIUM」との再会が、ことのほか嬉しく、感無量のまま、『土星の魅力』のプログラムがスター