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18|喜雨 : SHOWER

喜雨きう
日照りつづきで万物が枯れてきた頃、ようやく恵まれる本格的な雨をいう。

『茶の湯の銘 季節の言葉』夏 より

〈お茶会のご案内(開催概要)〉


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▷着物は、流水に花。
背景には白抜きで薄く波紋も描かれています。
水をモチーフとした文様は古くから見られ、流水文の出現は、その中でも、最も古い可能性があるそうです。
涼しげな水色の着物は、夏にとても重宝します。

あまの川

 先日、久しぶりに、名古屋市科学館のプラネタリウムに行きました。
中央に置かれた、大ドーム用に設計されたプラネタリウム「UNIVERSARIUM」との再会が、ことのほか嬉しく、感無量のまま、『土星の魅力』のプログラムがスタート。

 宇宙空間の星々は、SPACEを舞う雨粒のようにも。
ひとつの星でもある自分や、おなじように、雨粒のひとつのようでもあることを思い出すような感覚は、子どもの頃に感じていたそれと、そんなに大きくは変わっていないのだろうな、、、と思います。

Looks like the Planetarium. Feels like a Shower.
 “What the hell are you talking about?”
ー I'm talking about Chashitsu(茶室), Japanese TEA ROOM, which standard is only 4.5 tatami size (7.45㎡) ! 

【動画(3分)】
 茶室でのひとコマを共有できれば、、、と思ってはじめた手づくり動画です。
 ▶︎ONE SCEAN@CHASHITSU(ある日の茶室)#7 喜雨-SHOWER- 

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 茶室に炭(火)が入ると、まるでいのちが吹き込まれたかのように、一気にエネルギーが動きはじめます。
その気配を感じながら、お釜をかけ湯を沸かし、香を焚いて、空気を清浄します。

 お客様を迎える前に、二重に三重に、室は調えられてゆく。

 だからこそ、私たちはただ座するだけで、むくむくとよみがえるような、生命が息を吹き返すような体感・感覚を得られるのだと思います。

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