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20|開秋 -Opening-

開秋かいしゅう
初秋の頃を言うことば。旧暦7月の異称。

〈お茶会のご案内(開催概要)〉

▷着物は、夏の薄物のしゃ
からみ織り」と呼ばれる、二本の経糸が緯糸一本ごとにもじをつくる組織で、捩り目により、織物の表面に隙間ができることから、通気性があり、夏のきものに適しています。
布面がすこし堅く、肌触りも若干パリッとした風合いです。
紺地(藍の濃い“褐色かちいろ”とも)の裏側に、茜色で、初秋の桔梗柄が描かれています。

秋声しゅうせい

 長月の別称として「菊月きくづき」がありますが、秋は空気が澄んでいて、遠くの物音でもはっきりときこえることから、「きく(聞く・聴く・鼻が利く)月」と置き換えてみても、そこそこしっくりくるような気がします…。(笑)

 ダジャレついでに、この秋はとりわけ、“空き”。
なんとも言えずやわらかな、広大な真空のSPACE、みちの領域が開いている、そんな感じがあります。

大きなおおきな流れのなかで、どのあきよりも特別な予感を含む、Openingです。

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【動画(5分)←長い!笑】
 長年の兄弟弟子だったI氏との、ガチ稽古ならぬカチ稽古(笑)の様子。
この秋に、ひとつの門を出て、互いにそれぞれのみちを歩むことになります。
これまでの深い感謝と祝福とともに。
 ▶︎ONE SCEAN@CHASHITSU(ある日の茶室)開秋-opening- “カチ稽古編”

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