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暖かさ香る イルミネーションに ほのかに心が振り向いて 離せない目に 寒さが積もる 瞬き始めた十二月 時の速さに引かれる手 自分で進んだ時間なら 自分で灯せたはずなのに 今はただ賑わう街を 眺めるだけ そっと静かに 眺めるだけ 掌に乗るくらいのツリーでも いつか自分の光で灯せたなら