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空の花篭、

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ネガティブ日記2019
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#君のことばに救われた

私をみちびくあなたの歌にありがとう

「全部楽しかった。つらいこともたくさんあった気がするけど、それも含めて、ただただ全部が楽しかった」  推しちゃんの一人がそう言っているのを見た。思い出深いライブの一年ぶりのオーディオコメンタリー、のアーカイブ。私もわかるよ、と思った。  散らかした論文に埋もれて大変だったことも、実力が全然追いつかなくて悔しくて泣いていたことも、足繁くあちこちの美術館へ通って貧乏だったことも、地獄の耐久レースか!と思った論文審査も、だけど、全部が楽しかった。できないことすらも全てが楽しかった

私たちは弱くて、頼りなくて、いつもどこかで情けない。

「つくる、つながる、とどける。」 私はこの「つながる」というのがどうにも苦手で、時々奮起してめちゃくちゃ他者とのコミュニケーションを取りに行ったかと思うと、風船に穴があいたみたいに萎んだり、あるいは急に膨張して破裂してしまったりする。 だから、「つながりつづけられる」人間関係を構築できない自分に、重すぎる劣等感があった。――あった、というか、今もあるけど。 noteに来てから、自分のそういう「だめさ」の根源を、ずっと掘り下げているわけなのだけれども、記憶の蓋を開けていく