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イベント名

イベントの目的や内容はもちろんですが、イベントの名前もとっても重要です。イベントの名前を決める上では次の3つのポイントが特に大事かなと思っています。

  1. 内容が分かりやすい

  2. 短くて覚えやすい

  3. オリジナリティがある

内容が分かりやすい

これは言わずもがな。イベント名を聞いただけでイベント内容がなんとなく想像できる方が良いに決まってますね。

短くて覚えやすい

長い名前だと覚えにくいだけじゃなく、言いにくいです。例えば、氷見には氷見市漁業文化交流センターという施設がありますが、長くて言いにくい。「氷見市」を省いて「漁業文化交流センター」だけでも言いにくいです。「ひみの海探検館」という別名もありますが、これでも長いし、「探検館」と略しちゃうと何のことか分からないですよね。以前は「魚々座(ととざ)」という名前で、めちゃめちゃ言いやすかったです。その前は「海鮮館(かいせんかん)」でこれも呼びやすかった。
正式名称が長くても、例えば氷見市ビジネスサポートセンターだったら「ひみびず」、氷見市ふれあいスポーツセンターだったら「ふれすぽ」、氷見市芸術文化館だったら「げいぶんかん」という風に略しやすい名前ならOKです。
できれば6文字以内、長くても9文字(EX. あさひやまこうえん)が限界かなと思います。

オリジナリティがある

これは後述します。

七夕茶会

ハナトリビトが企画したイベントの名前で一番シンプルで分かりやすいのが「七夕茶会」でした。今年の春、ハナマチ・ロマンティスク2.0が終わってすぐにメンバーから無盡蔵初の茶会の企画案が出て、開催時期をいつにしようかとなったのですが、秋にでっかいイベントを企画しようと考えていたので茶会は夏に開催することにしました。夏に茶会をするなら“七夕”だろうということで7月3日(七夕の直前の日曜日)に開催することになりました。七夕の茶会だから「七夕茶会」。そのまんまのネーミングですが、内容が分かりやすいし、なにより短くて覚えやすいですよね。(オリジナリティはありませんが…)

七夕茶会

ハロウィーンライブ

また、昨年10月に銀の車輪さんと共同開催した「銀しゃりーず✦ハナマチ出張ハロウィーンライブ」は、非常に長いですが、内容は実に分かりやすいネーミングでした。元々、銀の車輪さんで「銀しゃりーずフリーライブ」という音楽イベントを定期的に開催しておられたので、そのイベント名がベースとなっています。このときは無盡蔵で開催するということで「ハナマチ出張」とし、さらに開催日がハロウィンに近いということで「ハロウィーンライブ」にしました。これもそのまんまですね。

銀しゃりーず✦ハナマチ出張ハロウィーンライブ

上記2つのイベント名は、オリジナリティよりも、分かりやすさと覚えやすさを重視したネーミングです。イベント内容が「茶会」「音楽ライブ」と実にシンプルなので、内容が分かりやすいイベント名にすることができました。しかし、色んな要素を盛り込んだ複合的なイベントの場合、こうはいきません。

ハナマチ・ロマンティスク

ハナトリビトとして初めて企画したイベント「ハナマチ・ロマンティスク」は、「遊郭跡地」「浴衣レンタル」「着付け」「まち歩き」「日本舞踊」「三味線」「琴」「茶道」「生け花」「利き酒」「花魁撮影会」「着物展」などの要素を詰め込んだ複合型イベントでした。なのでイベント名を決めるのも非常に難航しました。最終的に決まった「ハナマチ・ロマンティスク」というイベント名は、ちょっと長くて覚えにくい名前でした。実際、「ハナマチ・ロマンティクス」とか「ハナマチ・ロマンティック」と間違えて言う人が続出しています。それにイベント名だけ聞いても内容がよく分かりません。でも、オリジナリティがあるし、イメージ的にもなかなか良いネーミングだと自画自賛しています。(ハナマチ・ロマンティスク命名秘話はまたいつか…)

ハナマチ・ロマンティスク

あるいたらく市

現在企画進行中の「あるいたらく市」も、「スタンプラリー」「マルシェ」「ワークショップ」「アート」「音楽ライブ」「ストリートパフォーマンス」と内容が多岐に渡ります。そのため、分かりやすいイベント名を付けるのは難しいのでオリジナリティのある名前にしました。ここでも’目的’が役に立ちました。このイベントの目的は氷見のまちなかを食べ歩き、買い歩きしてもらうことなので、「歩き回る」の富山弁「あるいたらく」からネーミングしました。オリジナリティがあって、なおかつハナマチ・ロマンティスクより短い名前にできたので大満足です。(でも簡単に決まったわけではなく今回もとても難航しました。この話もまたの機会に…)

あるいたらく市

的を絞る

内容が分かりやすくて、覚えやすくて、オリジナリティのあるイベント名を考えるのは難しいと思います。内容が分かりやすくて覚えやすいイベント名はすでに他にあるからです。だから、①分かりやすさ、②覚えやすさ、③オリジナリティの内、いずれか1つまたは2つに的を絞る必要があります。

数百人以上を集客するイベントの場合はマスメディア、ソーシャルメディア、ホームページ、ポスターやチラシなどを使って大々的に宣伝しないといけません。この場合、例えば新聞でイベントの記事を見た人がイベント名で検索した時に他のイベントの情報がヒットしては元も子もありません。なのでオリジナリティのあるイベント名にする必要があります。もちろん同じ名前のイベントがすでに無いかどうか検索して調べてから決めないといけません。

逆に参加人数が数十人規模のイベントであればチラシと口コミだけでも十分集客できるので、オリジナリティのあるイベント名にする必要はありません。ありきたりな名前でも良いので、分かりやすさか覚えやすさを重視すれば良いでしょう。

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