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移住約1ヶ月、子供達の英語の様子

インターナショナルスクールに入学して早1ヶ月の子供たちの様子について少々語っていきたい。

我が家には太郎(日本だと小5)と次郎(日本だと小1)という毎日喧嘩を繰り広げる兄弟がいる。太郎は小1の頃から公文の英語を習っており、次郎に至ってはまったくのゼロだった。移住直前、学校と本人との面談の際、あまりにも喋れないので移住前に少しやった方がいいとのアドバイスを受け、オンライン英会話をやったこともあったが、元々モチベーションも何もない小学生男子が画面の前に大人しく座っていることはなく、次郎に至っては断固拒否が続き、すぐにやめてしまった。現地の学校に行けばなんとかなるだろう、とあまり深くは考えず、行ってから考えようと思っていた。

インターナショナルスクールがスタートして1ヶ月、言うまでもなく毎日訳もわからないまま通学することになる。訳がわからないのは親も同じで、必死でメールを読み、パソコンやGoogle classroomなるものと格闘する日々が続く。そんな不透明すぎる毎日を送ること早1ヶ月。まずは太郎の公文が威力を発揮する。英語は全く喋れないのだが、簡単な単語やセンテンスだけでも知っている知識を駆使してなんとか生き延びていた。対して次郎の方はなんならアルファベットも知らない、書けない、読めないの状態だったため、毎日帰宅すると「意味わかんない!英語わかんない!学校嫌い!」と叫んでいた。まずは慣れることから、毎日学校へ行くだけでもう合格と思っていたが、それっていつまで??という思いが頭をよぎる。

社交的で行き当たりばったりの長男と慎重で新しい環境へ馴染むのに慎重な次男とでは新しい環境や新しい言語に対するアプローチが全く違っていた。このように、性格や英語のベースの知識などから移住前からある程度予想していた通りの状況になっていた。太郎はともかく、次郎はいつになったら英語スイッチが入るかな、てゆーか入るのか???と半信半疑のまま過ごしていたある日の夜、学校から借りてきたフォニックスの本を一緒に読んでいたところ、なんといつの間にかフォニックスをマスターしていることがわかったのだ。マスター、というのはちょっと見栄を張りすぎか。とりあえず、私のような昭和の人間が知るアルファベットではなく、フォニックス風にABCを読んでいた。ちなみちうちの兄弟は日本でもフォニックスのFの字も接したことがない。事前に日本でフォニックスをやってくるように言われていたが、私もよくわからないしな、とのらりくらりやらずにきてしまったのだ。そして気がつけば太郎もフォニックスを覚えていた。それまで全く実態が掴めず、自宅でもひたすら日本語で喋り、英語に触れようとしない子供達を見ていて、なんなら少し不信感さえ抱き始めていた学校の先生を一気に尊敬の眼差しで見るようになるのでげんきんなものである。

とはいえまだまだ道半ば、というかスタートラインにいるので、これからも経過報告にお付き合いいただけると嬉しい。

近所のコンビニで買ったアルファベットの練習ノート。
間違えてマレー語→英語のを買ってしまっていた。
センテンスはまだ難しいようで、この後すぐにキレはじめる。



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