離婚した父親が孤独死。自力で相続放棄してマンション回復費用を払わず済んだ話。手順と結果を公開します

13歳のときに離婚した父親が、孤独死していました。
父の遺産なんて（きっと）ゼロ。なんなら借金もあるのでは！？という感じの父親。

孤独死から時間がたっていたので、マンションの原状回復費がかかりそうということも分かり。
調べたら相場は100万円〜！？

子どもの私には「相続」が発生するらしいけど。
相続人は、借金やマンションの原状回復費の負担もしないといけないらしい。

疎遠だった親のために100万円なんて払えない！
葬儀だって、参加するくらいならいいけど。
葬儀をする側にはなりたくない！

と、急にお金の問題がドドドッ！！と勃発。

どうやら相続放棄というのをすれば、お金を払わなくていいらしい。

孤独死ということだけでもショッキングなのに。
相続放棄には期限まであるらしい。

親戚からもあれやこれやと言われ、心身ともにボロボロになりながら、
なんとか自力で相続放棄を済ませました。
そしてマンションの原状回復費用を払わなくてよくなりました。

メンタルもきつい中、慣れない手続きをしたのはとっても大変でした。

・父の住民税も請求が来たんだけど！？
・マンションの管理人から回復費用の話をされた！
・相続放棄したけど、これで本当に請求は来ないのかな？
・父の貯金から葬儀費用を出しても、相続放棄できるのかな？
・生命保険は受け取っても大丈夫？相続放棄に影響しない？
・弁護士に頼んだほうがいいの？
・弁護士費用って高いよね…！？

などなど、わからないことだらけ。

それでもなんとか費用0円で相続放棄に成功。
放棄してから1年以上たちましたが、お金の請求が来ることはありませんでした。

★このnoteでは

私と同じように、「離婚した親にお金の迷惑までかけられたくない…」と複雑な気持ちの方のために、

自力で相続放棄した手順と、注意点、その後の結果まで全公開します。

あまりに生々しいお金の話なのと、プライベート丸出しすぎるので、有料記事にさせてもらってますが、

同じことで悩んでる人にはきっと役立つ記事になっています。

特に、
「葬儀費用を親の貯金から出しても相続放棄できるのか？」は、どれだけ調べてもはっきりした答えがネットでは見つかりませんでした。

裁判所に聞いても「裁判の結果次第です」とだけ言われ。
（相続放棄は、一応裁判というかたちになります）

本当にマンションの原状回復費が請求されないのか、めちゃくちゃ不安でした。

だから、わたしの結果をシェアすることで、同じケースで悩んでる人の役に立てればうれしいです。

▼こんなことで悩んでる人のための記事です
・親の孤独死。とにかく費用負担が自分に来ない方法は？
・相続放棄って自力でできる？
・弁護士に頼んだほうがいい？
・相続放棄したら本当にお金は請求されない？
・親のマンションの管理人になんて説明すればいい？

相続放棄しても、
・生命保険の受け取りはできる？
・健康保険の葬儀費用はもらえる？
・親の貯金から葬儀費用を出してもいい？

実際の経験談を全部書きました。

この記事を少しでも、メンタルをすり減らさず、これからの未来を生きるための手伝いになればうれしいです。

※この記事は相続放棄の結果、裁判の結果を保証するものではありません。

あくまで私のケースなので、自分の状況と比べながら読んでみてください。

▼こんな人はこの記事を買わなくても大丈夫です
相続放棄は家庭裁判所に申請するだけで、誰でもできます。
・家庭裁判所のHPを見て、できそう！と思った人
・相続放棄できない費用について、不安がない人
こんな方は、申請するだけでOKです。

＞家庭裁判所HP「相続の放棄の申述」
にやり方は書いてあります
（めちゃわかりにくいけど）

• 弁護士に頼まず、自分で相続放棄したい人

• 葬儀をやれと親戚から言われた人

• なんとか親の貯金から葬儀費用を出したいけど、相続放棄できないと困る人

はこの記事を読めば、手間と労力・お金を節約できるはずです。

親の孤独死。離婚してても子どもは相続人になる

親が離婚しても、再婚してても、子どもは相続人になります。

「相続」とは、ある人が死亡したときにその人の財産（すべての権利や義務）を、特定の人が引き継ぐこと

三井住友銀行「相続の基本」

相続人が負担する費用はこんなもの

親が亡くなって、子どもである自分が相続人になると、
プラスの資産（お金や株など）だけでなく、

• 借金

• （孤独死でマンションが傷んだら）マンションの原状回復費用

• 払っていない税金

なども受け継ぐことになります。

つまり親の代わりに払わないといけない。

わたしが一番怖かったのが、マンションの原状回復費用です。

無事に払わなくて済んだまで、やったことや注意点をここから公開していきます。