旧藏内邸の花活け・12月

画像1 玄関にはレッドウイロヲの三種活けを活けました。お花屋さんから、トルコからの輸入品で今回しか入りませんと聴いて、好きな花材なので購入しました。ワインレッドのレッドウイロヲに、同じ赤のドラセナ、それと明るい赤のグロリオサでまとめました。赤の線と面 、その中で自由に咲くグロリオサ、新しい年への願望が花の表現に出たように思います。
画像2 応接間の盛花は、12月に紅葉するヤマツツジを主材に使っています。配材の白いツバキはヤマツツジの紅葉に合わせてよく使います。アイリスも出始めより水揚げも良くなり、美しいです。ユリやコギクと合わせて、静かに過ぎ行く季節を感じていただければ嬉しいです。
画像3 大広間の感覚盛花です。アカメヤナギを高さのある花器から、広い空間に自由に動かしています。ワインレッドの大輪のユリの下に同色のドラセナを入れて中心 の赤を強調しました。感覚盛花の自由な表現を楽しみながら活けました。