旧藏内邸の花活け・1月

画像1 旧藏内邸のお正月花です。 5日からの開館の前に、お花の仲間に手伝って貰って活け込みをしました。 玄関には昨年伸びた金明竹の太い部分と松の組み合わせで、力強さと今年への希望を表し、南天や金の垂れ柳、百合やシンピジュウムで華やかさも加えて仕上げました。奥の色と重なって金明竹の先端を使った伸びを表したかった部分が、よく写りませんでした。お花屋さんで梅の寿栄を買って替えたいと思っています。
画像2 梅の苔がついた老木に、本当は梅の花が良いのですが、暮れに花付きが手に入らなかったので、蝋梅をあしらっています。これから梅の花に変えていきます。配材は水仙と千両だけにして、この季節の凛とした趣を表現したいと思いました。
画像3 大広間には三種生を活けました。緑松に老梅とシンピジュウムを使っています。1月の初活け込みの日は、まだお花屋さんが開きませんので毎年暮れに鉢植えを購入しておきます。コロナの影響で蘭の鉢物が少なく、欲しかったデンファレも有りませんでした。それでも無事にお客様をお迎えする新年の花を活け終えて、清々しい気持ちになりました。今年も頑張りたいと思います。