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例の事件について

戦後最悪の事件としても名高い京アニ放火殺人事件。先週、裁判が行われ、犯人には死刑が申し渡された。死刑を「厳粛に受け止める」としつつも弁護士と犯人は控訴…という流れだ。

当時、私は作家仲間の親友が亡くなったことを知っていた。いつもは気丈で明るい人だったが、その時はSNSが慟哭や絶望で染まっていた。そして、その様子を見ていたマスコミは無遠慮に近づき、取材させて欲しいと言ってきたという。

彼女はこの判決に際してこう語っていた。
死刑が申し渡されても、犯人を赦すことが出来ない。親友が帰ってくることもない。親友は、あの男に顔の無い死体にされたんだ、と…。

刑が決まったら事件は終わりなのだろうか?震災と同じように、被害者遺族の人生はその後も続いていく。…控訴などされたら、余計だ。まだ、終わらない。

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