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「こんなバレエがあっても良いよね!」
このタイトルはKバレエ×小泉智貴という番組で、世界的バレエダンサー熊川哲也さんが言っていたセリフ。
この番組は衣装から振り付けを考える、しかも360度舞台を観れる劇場というバレエには異例づくめの公演をドキュメンタリーとして構成した番組。本来バレエは正面しか見えない舞台で、背景にバレエ曲に合わせて舞台装置を組む。その為正面にだけ気を遣えばいい振り付けになっている。正面が無いということは、本来背中に当たる面にも客がいるということになる。振り付けも大変に苦労していた。
そして、実際に衣装ができてきた。
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なんというか、凄い。男性の腕には羊のようにもふもふの袖。女性のスカートもカーネーションのように何枚も重ねている。ちょっと踊りづらそうだが見事に振り付けをこなしていた。前衛的というのはこういうことかと。
そして公演の前にKバレエのディレクター熊川哲也さんが見に来た。その衣装を実際に見て、熊川哲也さんも「(衣装)すごいね」と思わずぽつり。だが、その後の発言が「でもこんなバレエがあってもいいよね!」である。正直、こんな柔軟な考えをする人なのかと感心した。
色んなことがそうであればいいなと思う。日本はどうしても女性は入るべきではない場所のようなものがある。招待客が倒れ、相撲の土俵に入った女性は人の命を助けようとした人だった。だが、何度も何度も出ていけと言われた。臨機応変という言葉を知らないなとあきれた。
だが熊川さんのような柔軟な考えがあったら。そう思わずはいられないのだ。
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