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「香水つけろ」は鬼の所業

記事自体はだいぶ前のようだが、女優の広末涼子さんが鼻がいいから香水が苦手にも関わらず、元旦那から「香水ぐらいつけたら?女性なんだから」と言われていたというものが気になった。人によってはモラハラとかモラハラじゃないとか言っていますが、そもそもモラルとは、人が現実社会において守るべきとされる規範のこと。女性らしくあることを強制される、旦那とは言えども女性ならこうあるべき、という発言はどちらかというとジェンダーハラスメントである。

だが、この発言をハラスメントではなく、嗅覚過敏という面から見たらどうだろうか?

実は私も食べ物以外の匂いが強いものが苦手だ。2m先の制汗剤の匂いが気になってごはんが食べられないし、アルコールで拭かれたテーブルで食事をするのも苦手なぐらいだ。少し時間を置いて匂いが飛んだらだいぶマシになる。そんな状態の人が、「香水をつけろ」と言われる。自分から匂いがして、逃げられないという感覚は鬼の所業でしかない。「自分が我慢できるから他人に我慢しろ」ということなら、想像力の欠如としか言いようがない。

もちろん体臭へのエチケットというものは存在する。しかし今時ならほぼ無臭のものもあるし、香水じゃないとだめなんてことは無い。

はっきり言って、不倫は褒められたものではない。だが、そのような発言が元旦那からあったなら、冷めた、というのは分かってしまう自分がいたのであった。

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