【読書感想文】去年の冬、きみと別れ
去年の冬、きみと別れ 中村文則さん
わーーお。圧巻。という言葉がぴったり。
読む力が問われる。最後の最後で明らかになったと思った。けれど、最後、読んだ後も「どうゆうことだ・・?」と再び読んで、自分の読みの甘さを知る。そんな本でした。ちょっと悔しい。完敗です。
猟奇殺人事件を犯した有名カメラマンと、その彼の本を書きたいライターの「僕」。カメラマンの動機は不可解で、彼の姉など周囲の人々もどこか狂気的。「僕」が集めたであろう、カメラマン、姉、「僕」目線などの様々な資料から、