第10回 夢八
前回、。(まる)のイラストは、
落語の世界のターミネーター(アンドロイド)
現代と古典落語の世界の差異
新作落語と古典落語のコミカルなたたかい
を紙面1枚に詰め込んでくれました*\(^o^)/*
ターミネーターの眉間の皺とへの字口がその多くを語っているように感じましたが、みなさんはいかがですか?
次回の。(まる)のイラストは、10日(木)に公開予定です。
今回の伝言ゲームのテーマは、柳家小太郎さんの演じた「夢八」です。
これまでに行ったどの落語会も素敵なのですが、前回、今回、次回は演者さんの連携プレーも紹介したく、同じ落語会の3つの演者さん、演目をゲームのテーマとしました(^o^)v
○落語会
ワンコイン寄席
会場:連雀亭
前回と同じ素敵な落語会。
○演者、演目
三遊亭ふう丈 ターミネーター初天神(新作落語)
柳家小太郎 夢八
田辺いちか 長門守木村重成の最期
きれいな坊主頭の小太郎さんは、2021年3月下席より真打昇進並びに㐂三郎(きさぶろう)襲名の決まっている二ツ目さん。
○ゲームのテーマとした演目
柳家小太郎 夢八
概要
意味は異なるが音の同じ言葉の誤解から物語が大きく展開し、噺の序盤の布石を回収してサゲとなる噺。
噺序盤、最近夢見がち(寝てばかり)のハチに魅力的な仕事が舞い込んでくる。一晩ツリの番をするだけでお金がもらえ、食事もついているという。ハチは即答でこの仕事を引き受けるが…。
ふう丈さんの「ターミネーター初天神」の興奮冷めやらない場内に登場する小太郎さん。この落語家さんの凄味を感じたのは帰り道だった。
小太郎さん:映画「ターミネーター」は続編があります。「ターミネーター初天神」も2(ツー)まであると聞いていますが、3,4,5とさらなる続編をわたしも期待しています。映画の続編は回を重ねるごとに興行成績が…「ターミネーター初天神」の続編を期待します。
(場内爆笑)
『落語家さんの素敵だなぁ。』と思える瞬間にまた出会えた☆
出番前後の演者に敬意を払い、目の前のお客さんを喜ばせる一言、二言。
サイコー!
続けて、
小太郎さん:わたしの方は古典落語を一席。縁起の良くない噺なので、笑わなくても構いません、怒って帰らないで下さい。
(場内爆笑)
この雰囲気の中、噺に入ったのですが…
噺を終えてお辞儀している小太郎さんへの拍手がワンテンポ遅れる(※)!?
その後の大きな拍手!!
噺はじっくりと聴かせる人情噺でもなければ、大長講の大ネタでもなかったはず。
僕を含め全ての観客が名人の大ネタでも聴いたかのような充実感に満たされていたように感じた。
マクラの爆笑ムードから入って、ハチの間抜けな振る舞いや滑稽な怪奇現象etc、たくさんのクスグリ(※※)でたくさん笑ったのに…。
帰り道、公演の余韻に浸るまで、「ターミネーター初天神」の大爆笑を忘れていた(>< ;)
大爆笑からの充実感、いつ心のナカミが変わったのだろう?
圧巻、圧倒の一席に大満足\(^o^)/
(※)お辞儀は高座の始めと終わりに演者さんが行う。したがって、通常はお辞儀に合わせて観客が拍手する。しかし、噺に引き込まれ、噺の世界から抜け出せない観客の拍手のタイミングが遅れることが稀にある。
(あくまで個人の感想です。m(_ _)m)
(※※)噺の中に挟まれるギャグ。
○まとめ
・小太郎さんの高座に圧倒された!
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