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藤井風と宗教性-2nd albumの発表を聞いての不安

やっぱり粋なこと起こった!風くんの唐突かつ❓な投稿には大きな発表の匂わせであることが、わかってきた!2nd Album『LOVE ALL SERVE ALL』が3/23に発売されることが発表された!
そりゃあ、推しのアルバムなんで、Cover版を含む2枚組版を先行予約しましたよ!サブスク入ってるのにCD買うって、(まず、うちにCDプレイヤーまだあるっけ?)、これが、単なるファンと推しの態度の違いだな。。先行予約したのも、これが初めて。

『Higher Lover』のSelf Coverは、Coverアルバムのほうに入るのかな?未発表の曲には、『ラパン』(仮)と『ガーデン』(仮)が入っているのか?英語の曲も含まれるのか?カバー曲は何が選択されているのか?いろいろ考えると、楽しみ。

しかし、これから書くことは楽しい話ではない。藤井風を知ってから沸々と芽生えていた不安、これから起こる可能性のある宗教スキャンダルについてだ。

アルバムタイトルの『LOVE ALL SERVE ALL』。これも、サティヤ・サイ・ババ(Sathya Sai Baba)(以下、サイババ)の教えだ(Hard Rock Cafeのモットーの一つとしても書かれているが)、『HELP EVER HURT NEVER』と同様に。「きらり」アフタートークでオトンの影響で「神聖な書物は読む」と話していたし、たしか武道館ライブの際にも「自分の生活には祈りはかかせない」、と言っていたが、彼は具体的な信仰の対象は今のところ、明らかにしていないのではないと思う。しかし、2ndアルバムのタイトルを知り、彼のスピリチュアルな思考の基盤は、サイババからのものであることがここで明らかになったと個人的に実感した。

1990年代に日本でマスコミで紹介されていたサイババは決して評判のいい人物でなかった。私自身のイメージは、大きなアフロヘアの不気味なインド人で、聖灰や貴金属を奇跡と称してだすインチキ手品師。かつ、少年への性的虐待も疑われており、聖人を装った新興宗教の危ない人物。というものだった。文集オンラインの2020年の記事でも、当時の様子がわかる。

そのため、『HELP EVER HURT NEVER』という言葉を風くんが説明しているのを初めて聞いたとき、ユニバーサルでシンプルでなんていい信念なのだろうと感銘を受けたが、ググった際、サイババが唱えた言葉と知り、少なからずショックを受けた。その際は、彼がサイババの影響を受けているのではなく、シンプルな言葉なので、既に英語圏で一般的に使われている信念であってほしいと思った。

でも、1stアルバム、2ndアルバムのタイトルともサイババの教えそのもの。そして、彼のベジタリアン思考、シンクのチェーンにつながれたインドの神らしきペンダントトップ、『何なんw』のイントロのオーム、GQのVideo取材で歌っているマントラを総合すると、彼のスピリチュアルな思考の基盤にインド関連の宗教、おそらくサイババへの信奉があることは間違いないと思う。風くんが実家で撮影したYouTubeの動画をみると、サイババの写真らしきものを飾ってあることも改めて確認もできたので、おそらく確実だろう。

会社のインド人の同僚にサイババについて聞いたところ、『He is a saint.』といっていた。2000年以降は、多額の献金により、学校や病院を建設し社会福祉事業を行った。日本を含む各国にも、信奉者向けのセンターがあり、本拠地インドでは国葬まで執り行われた霊的指導者で偉人のようだ。偉人には、清濁併せ吞むようなエピソードが満載の傾向があることは理解できる。私のイメージはサイババの負の部分だけだったようだ。
しかし、それをきちんと調べ理解し、清い行いについて記事を書くマスコミは少ないと思うし、ネガティブな内容のほうがクローズアップされる可能性は高い、また、記事の内容を表面的に理解する人のほうが多いと思う。

そもそも、新興宗教やスピリチュアルな団体は、反社会的な行動を起こすイメージも強い。インドの霊的指導者なんていうと、日本ではオウム真理教を連想させる可能性もある。また、1999年に起きた成田ミイラ化遺体事件のライフスペースという新興宗教団体の代表者は、サイババの後継者と自称していた。

紅白効果で、2年前に発表した1st Albumが現在ランキング上位にカムバックしており、この勢いのまま2nd Albumをだせば、あらゆるメディアに、1stアルバムとの関係性や、その制作の経緯やコンセプトについて尋ねられるであろう。おそらく、サイババの言葉であることも尋ねられたり、取り上げられると思う。チーム風は、それについてどう答えるのか?広報対策はできているのだろうか?また、この教えを彼に説いたオトンに取材されたりしないように、オトンについて曲解して書かれたりしないように対策がとれているのであろうか?注目度が高くなり人気が高くなればなるほど、ネガティブな記事をマスコミは欲するものだ。。

そら恐ろしい偶然だが、2018-2019年にサイババの生まれ変わりである、プレーマ・サイババが生まれるといわれている。2019年にデビューした藤井風が、この生まれ変わりではないかと書かれた個人の記事を私は読んだことがある。風くんのように美しく、才能のあるミュージシャンが広告塔としてサイババのコミュニティに利用される可能性もあるのではないかと危惧する。

風くん自身が自分で欲し、それが道だと思えばそれでよいが、個人的には彼には宗教家としてより、ミュージシャンとして大成してほしいと思っている。それには、この2nd Albumの成功と変なスキャンダルに巻き込まれないようにすることが不可避だ。

コアのファンは、HEHNからだしているコンセプトの本質を理解している。私自身、昨日や明日にとらわれず、今日という日をHigher Selfの言葉に耳を傾け、自分らしく、でも少しだけもバージョンアップできるように生きていくために彼の音楽はすでに呼吸するがごとく必要だ。
これからファンになる方も、彼の本質を見つめてくれることを願ってやまない。

PS . 藤井風の本質について、書いてみました。よろしければ、以下もご覧ください。



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