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引っ越してみよう その4

店を持たず仕事をして気づいたこと。

何とか店舗の引き渡しが済んだ後にも問題は山積みでした。

店舗をクローズした後も定期のお届けや庭仕事、自宅用の生花の配達や周年祝いのスタンド花などの仕事は続いておりますので自宅を作業場にして活動を行う事になりました。

店舗を構える以前も自宅を作業場にして仕事は行っていたのですが、その時より仕事の内容や規模が大きくなっているので仕入れや作業の段取りに悪戦苦闘する日々。

作業をする自宅は店舗で使用していた資材や什器が溢れかえっておりにスペースに余裕があるわけではないので、何をするにも手間が増えます。

限られた資材や限られたスペースで作業を行う練習になりますし、無駄を減らす良い機会だと割り切ってやり続けました。

それ以外にも折角店を持っていないのだからポップアップ的に軒先営業の様な事やイベント出店も始めました。

店舗が無い分、売上はぐっと落ちますので少しでも資金を得たかったのが半分、新しい仕事の形を考えるデータが欲しかったのが半分って感じで始めました。

正直、そこまでの売上は立ちませんが仕事をしている方が精神衛生上は良かったです。

そんな中で自宅の引っ越し準備も並行して進めていきます。

世の中断捨離が大切だと散々報じられておりますが、片付けていると大して使っていない物がアレコレと出てくる不思議です。

自宅にあった物や店舗で使っていた不用品をリサイクルショップに持ち込んだのですが、捨てるより少しでもリサイクル出来たのは精神的に良かったと思います。

結果として物や情報が溢れる時代に自分が本当に必要な物が何かを考える事の大切さを感じる機会になりました。

年齢を重ねたり、生活スタイルの変化の中で人は求める物が変わっていきます。

花屋は消費する事を求める仕事ではありますが、過度に消費するのではなく一つ一つ丁寧に花を売る気持ちを大切にしていきたいです。

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