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※ネタバレ注意※ 『第ゼロ感』歌詞考察から見るTHE FIRST SLAM DUNK自分用メモ

=======要チェックや=======

2022.12.5時点、映画を未視聴の方はどうかこの記事を読まずに劇場で体感してください。
映画を観に行くか迷ってる方はこれ↓を読んでください。

スラダンを一度も読んだことない見たことない知らない状態で映画見るのはむしろラッキーなのかもしれない・・・だって「俺のスラムダンク」という先入観無く真っ白な気持ちで観られる・・・
何も心配無いので安心して劇場で試合しましょう。

映画を観た方でご興味ある方だけ、以下、お付き合いくださると幸いです。
宮城リョータ推しのリョ彩ガチ勢フィルターましましのオタクの無理矢理こじつけ解釈を多分に含みますが何卒よろしくお願いします。

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それではもう早速、どんどん歌詞考察していっちゃいます。

♪群れを逸れて 夢を咥えた
それが最後になる気がしたんだ
群れ=家族やチームメイト。父と兄ソータを失い、大切な母の前に素直になれず、ミニバス試合で敗北や周囲の心無い言葉で傷つき、内向的な性格もあいまって心を閉ざしていく宮城リョータ。三井寿との屋上での喧嘩で、段ボール箱に封印したコンバースのバスケットシューズ。生きる希望であるバスケも続けられるかわからないほど落ち込む。
夢=兄ソータやNBA選手への強い憧れ。まだ幼い体躯でThe Best Playerの黒いTシャツを兄の部屋で着てお面をかぶっている自分自身が、雑誌の写真の中のNBA選手と並んで、ゲームをしている夢を思い描いている少年リョータ。この仮面が象徴するのは自分以外の何者かになりたいという悲しいコンプレックスと敗北感なのかもしれない。
これ勝手な憶測すぎるから恐縮なんだけど、悟空・ルフィ系統の自己肯定感爆高な桜木花道ではなく、出久・炭治郎みたいにコンプレックスとかハンデありまくる系統の宮城リョータを敢えてTHE FIRSTで主人公にしてるからこそ、平成初期ではなく令和初期に観る映画の主人公像としてスッと感情移入できるんじゃないかとか思う。

♪獣は砂を 一握り撒いた
それが最後になる気がしたんだ
神奈川に引っ越し、孤独で荒んでいた中学時代に出会った三井の存在に兄ソータの面影を重ねた。その後のバスケ部襲撃前に屋上で殴りあい。
自暴自棄になってバイクを走らせ事故で入院。泥水をすするような苦しい日々から、沖縄の故郷で自分探しへ。心の安全基地である兄との思い出の砂埃にまみれたバスケットボール。
遠征前夜の誕生日の夜に隣で20歳の誕生日を迎えるはずだった兄ソータと自分の名前が書かれたプレートを割り、自分の名前のプレートを粉々に握りしめて砕いたリョータ・・・その晩に母カオルヘ初めて素直に自己開示した。砂というキーワードは後述の熱砂にもかかっている。

♪~
このサビ前の一旦呼吸。
試合中にリョータが深呼吸する感じな・・・。
ほんと後半戦のふぅーって深呼吸するとこ、人間として一回りもふた回りもでかくなったリョータを劇中で見せられて最高すぎて情緒が荒ぶってとても良い意味でしんどかった。深津もリョータが何かこれまでと違うということをしっかり目で捉えている。やはり最強の選手は同じレベルに近づくものと魂のレベルで通じ合っている。

♪不確かな夢叶えるのさ 約束の夜に
かすかな風に願うのさ 静寂の朝に
不確かな夢・約束=かつて兄ソータと家族を支えるキャプテン・副キャプテンになろうと誓ったこと。心のシェルターである故郷沖縄の秘密基地で山王に勝つという夢を8年越しに引き継いだこと(ソータ12歳、リョータ9歳)。そして、遠征前夜の誕生日の夜に母カオルに宛てた素直な気持ちを手紙を書きながらリョータが自分自身の過去と決着をつけたこと。さらに合宿の優しいそよ風がふく月夜に、彩子と苦しくなったら手を見るとおまじないしたこと。そのそよ風が、シュートの時にリョータの心で優しく吹いている。
リョータが秘密基地で大声で泣くシーン、直前までは大雨だったのに美しい夕焼け空になってるし、リョータが彩子とおまじないするシーンは雲が月にかかってたのにそよ風が暗雲をはらって美しい月が明るくふたりを照らしてて、本当に映像美が半端じゃない。月夜のリョ彩の水溜りに浮かぶ木の葉になりたい人生でした。

♪遠い星の少年はその腕に約束の飾り
他界してしまった兄ソータの赤いリストバンド。

リョータの心に彩子と約束した月夜の優しい風が吹いとんのよな・・・

♪まだ旅路の最中さ 幻惑の園に
旅路=終盤の歌詞のバスコ・ダ・ガマにかかる。
沖縄から海を渡り神奈川へ。航路でなく海路を渡ることを連想させるのリョータは海の子だからか。
そして日本からアメリカへ渡るリョータ。
幻惑の園=かつてThe Best PlayerのTシャツを着て雑誌を読みながら憧れたNBA選手に自分がなる夢を実現させていく強い意志。

♪霞んで消えた轍の先へ
それが最後になる気がしたんだ
屋上での喧嘩で地の底におちた自己肯定感でバイクで自殺未遂。生きているのが俺ですみません、と母カオルに宛てた手紙で書こうとしていたリョータがどれほど苦しんでいたことか。察するに余りある。

♪手負いの夢を紡ぎ直せば
それが最後になる気がしたんだ
故郷の沖縄で幼かった頃の兄や妹との思い出をなぞりながら失った自己肯定感・生きる希望であるバスケへの情熱を取り戻す。大切な母親に素直になれず迷惑をかけてしまう自分の未熟さや弱さや自己嫌悪に決着をつける。

♪熱砂を蹴り抗うのさ 約束の前に
浜辺でのダッシュのシーン。これは原作での山王線の直前に安西先生がメンバーひとりひとりにガッツリ向き合って、心の不安を取り除いて自信をつけるシーンでリョータがダッシュしているシーンと呼応していると思う。
多分この時履いてる白いナイキはコルテッツ。ナイキのコルテッツは長い歴史を持ちシンプルなデザイン。しかも色が真っ白。これはもはや、「The First」というタイトルで、腹をくくって『SLAM DUNK』を再構築していくという井上監督と製作陣の強い意志を感じられる。
ちょっと脱線するけど、シューズに注目すると、兄ソータがコンバースアクセレレーター愛用してるのをリョータも引き継いだことがわかる。そして山王戦のあと、母と浜辺で語り合うシーンではリョータのナイキが黒色になっている。白じゃなくて黒・・・これは山王戦のあとに湘北が敗退することを暗示しているのでは無かろうか・・・?
そしてエンディング前のラスト、THRONE(=王位)のユニフォーム姿のリョータ・・・履いているシューズはおそらく、完全版の表紙の赤いシューズである。シューズにあまり詳しくないのがもどかしいが、わざわざここまで靴をしっかり描いているのだから絶対に意図があるに違いない。(赤のシューズはAND1 TAICHI MIDとのことで、TKPさんがコメントにて補足くださいました!ありがとうございます!)

♪命綱は無いのさ サーカスの夜に
山王戦を命がけで臨みポイントを死守する湘北チーム。赤木のかつてのチームメイトが悪魔のささやきや呪いの言葉をかける。命綱=上からの糸をつたって降りてきて一生懸命に試合に臨まずチームの士気を下げるが、それに屈しない。山王戦は山王チームの強さに勝つこと以上に、己自身をどれだけ信じられるか、もはや自分との闘い。
サーカスの夜=革命前夜。無名のノーマークの湘北高校が革命を起こす。

♪まだ旅路の最中さ あの場所に加速するさらに
ポジティブな意味なら、インハイ遠征で将来アメリカで活躍していく夢の実現に向けての加速。
ネガティブな意味なら、夢も生きる希望も失いこのままもう死んでしまってもいいというスピードでバイクを走らせて見えた沖縄の風景。

♪雨上がりのシャンデリア 幻惑の園に
山王戦で天候が荒れる。漫画や映像作品における「雨」はネガティブなことが起こる象徴として使われる。
雨あがり=波乱を乗り越えたこと。
シャンデリア=多灯式照明、集合灯、コートの照明。サーカス、シャンデリアという表現で、狂乱の最中にあることをほのめかしているのでは。
バースデーケーキのろうそくに火を灯し、その小さな火がパスのように繋がっていって明るいシャンデリアになる情景が浮かぶようである。湘北チームが気合を入れて円陣を組む様子が真上からのカメラアングルで映し出されるけど、それがろうそくに火が灯ったバースデーケーキなのか、シャンデリアなのか。真上からの目線はおそらく、遠い星の少年、つまり兄ソータが見守っている目線なのか。

♪Swish da 着火 you x 4
“Swish”は名詞では、リムやバックボードに触れることなくリングの真ん中を通る美しいシュートサウンドを意味する。でもここでは名詞じゃなくて動詞として使われているから、
Swish(他動詞) = 何かを素早く動かす→意訳:発破を掛ける。何を?誰を?
da 着火 you(目的語)= 炎の男三っちゃん あるいは 湘北チームのみんな。後半戦の終盤で腕も上がらないほどフラフラのミッチーが赤子のようにスリーポイントを決めるシーン、ここで劇中で歌声が流れる。この圧倒的展開と音楽と映像を体感して荒ぶりまくってどこに持っていったらいいかすらわからない程のクソデカ感情の移入先もはや、松本稔の一択である。
da 着火 は the f**k のような用法のスラングで音にリズムをつけているのかもしれない。例えばWhat are you talking about?と言うのをWhat the f**k are you talking about?と言う感じで言葉の間に入れるスラング。だからSwish youではなくSwish the f**k youみたいなノリで言うてるのではなかろうか。
ここで同じ歌詞を4回くりかえし。4番は赤木キャプテンの番号。4回くりかえしてるからリョータはキャプテン確定。次期キャプテンとしてメンバーみんなの様子をしっかりキャッチしてそのうえでゲームメイクをしていくリョータをゴリはちゃんと見ている。だから円陣でゴリにその場でキャプテン引き継ぎ受けた。この映画の何が尊いって、花道、流川、三井、赤木の微細な動きや表情の変化に対しリョータがリアクションするカットが入っていること。次期キャプテンの素養がバシバシに培われまくっとるし試合中にちゃんとそれを見逃さへん赤木キャプテン。円陣で声出すの苦手やったリョータが声はるのほんま泣ける。ここ本当に胸熱。
リョータにとって、ミッチーは兄、ゴリは父なの、概念上の。だってもう重低音ましましのオープニングの時点で鉛筆画リョータの次に概念上の兄ミッチー、その真ん中に概念上の父ゴリ出てきてるから・・・。

♪迷走smash Dribble trapper, kidding me now?Whoa 大丈夫さ
Trapper=毛皮のために罠で獣を捕らえる猟師のこと。これも獣、後述のコヨーテにかかってる。この罠は特定の誰かというより、リョータが克服しようとしている心の傷とか、山王戦のゲームでの苦戦を意味してるのだと思う。
Whoa= Wowより驚きのニュアンス、もしくは興奮をしずめて、どうどう・・・と落ち着かせるときの間投詞。

♪Coyote steals the sound
Coyote steals the pass
Coyote steals the sound and pass
コヨーテ:序盤の歌詞の「獣」にかかっている。
コヨーテ(草原狼)について調べると・・・ 
☆知性の象徴であり霊的な世界へ行くことができる聖なる存在 → 兄ソータと心の交流
☆戦いの神、反逆者 → 「問題児で悪いか。」
☆力強く羽ばたき続ける事から生命力の象徴、またエネルギーの象徴 → 全試合にフル出場
結論:宮城リョータはコヨーテでした。狼さんじゃなくてギリギリわんちゃんでした・・・。可愛い・・・。「知性」っていうキーワードでいくと三井寿が湘北チームにもたらしたものだから、三井寿もコヨーテなのかもしれない。ふたりは兄弟だったんだな・・・。14て7の倍数やしな・・・。
コヨーテは、よそ者、トリックスターの意味で使われるらしいので、リョータやミッチーだけでなく、ワルモノ見参!!と堂々と入場する湘北チームのことを指しているとも解釈できる。
steal=スティールはリョータの代名詞。音とパスを盗む。
流れは自分たちで変えると発破をかける直前のシーンで彩子に視線をおくり、No. 1ガードとおまじないされた手のひらを見つめて気合いを入れ直すリョータ。劇中で一度も、「アヤちゃん」と言わないことにリョ彩ガチ勢のわたしは勝手にしょんぼりしていたが、そんな名前を呼ぶとかいうレベルはとっくに超えていたふたりでした。なぜならば、母カオルと彩子がオーバーラップして「いけー!リョータ!」と叫んでいるシーンが何よりの証拠。

♪Pass code a “Penetrator”
ベース! Bebop!
ゲット triple! Buzz up ビート!
Pass code=暗号や秘密の指示を出すこと?
前半戦での花道との「いっ」とか、後半戦で流川と走ってノールックで三井にパスとか。そして在りし日にゴリが先輩とうまくゲームが出来ずパスされないことをベンチでイライラしてたリョータが、ロッカーでの反省会で問題児呼ばわりされて、ゴリが「宮城はパスが出せます」と庇われたこと。何も言わなくても心で通じ合ってる湘北チーム尊い。
Bebop=ビバップ、モダン・ジャズ風の演奏をする、自由で粋な振る舞いをして生きることらしい。心臓バクバクでも平気なフリをすること、その心の姿勢を連想させる。
penetrator=ペネトレイト=「貫く」「突き通る」「侵入する」 バスケでは相手ディフェンスを「突破する」こと。プレス突破ァ!
Buzz up=buzzer beater
ブザービーターは試合終了直前に放たれたシュートで、終了のブザーが鳴ってからボールがバスケットに入るもの・・・これは花道の最後の得点を意味しているのでは。

♪ワンラブ and mercy
Bebop! Heat check!
Vasco da Gamaビート!
Mercy=慈悲
Heat check=熱砂とか炎とか湘北を連想させるキーワードにかかっててかっこいい。
Vasco da Gama=航海者。航路の開拓者。ペネトレイトにもかかっててかっこいい。
度々出てくる「ベース」と「ビート」というワードチョイス・・・劇中で湘北が攻めてるときのBGMが重低音ましましのドラムとうねるベースで泥くさくしぶとく試合する感がめちゃくちゃ凄い。野生的な打楽器が良い仕事しすぎている。
対する洗練されて神秘的で完璧に調和された山王戦ではピアノのメロディーが特徴的。ピアノで連想されるのは、指の運びが繊細で、相当の練習量をこなして極めなければならない(どの楽器にも共通するが特に)。ピアノは楽器の中でもクラシカルで格式高い印象がある。長い伝統と歴史を持ちつつ静かに強い山王チームにピッタリ。海の湘北と山の山王で対比がとても胸熱である。
というかもう、鉛筆画のオープニングで山王が上から階段を下山(?)してくるシーンめちゃくちゃかっこよくて初見でそこだけで涙が出ましたよ。「これこそ待ち望んでた映画だよ」ってマスクの中でつぶやいた。

♪脳内更地にextra pass
脳内更地、つまり、頭スッカラカン。安西先生「考えすぎているね・・・」にかかるのでは。

♪クーアザドンイハビ
「ビハインドザアーク」を逆さまに言っている。Behind the Arc は3Pラインよりも後ろから打ったシュートが決まったことを意味するらしい。それをわざわざ逆にして言っている・・・?なぜ・・・?

仮説1 韻を踏んで音遊びしている
・Vasco da Gama ビート
・Just wanna buzz up ビート
・クーアザドンイハビ
こんな感じで韻を踏むこと優位で音遊びしてる。

仮説2 湘北チームの心情
山王戦の試合が一進一退で進む中で、精神的にはそれぞれの過去やコンプレックスの決着をつけながら三歩進んで二歩下がる、迷走・逆走・挫折・屈折を繰り返しながら進んでいくチームの心情を表しているのでは?

仮説3 逆さまに言うことで前述のPass code=暗号や秘密の指示を出すことにかかっている?

歪む眉毛はリョータの心情のバロメーターということがよくわかる・・・なぜなら山王戦のリョータの表情は沖縄で兄ソータと1 on 1していた頃のように澄んだ目元になっているから・・・
東映アニメーションに育てられたアラサーであることが一発でバレまくるメモ

2022.12.5時点で5回映画を観て思ったことは以上である。何かまた思うことがあれば随時、加筆したい。

=======2022.12.7 追記=======
リョータが試合じゃない時ナイキのコルテッツ履いてるのではないかと勝手に推測してるんだけど、シューズの歴史について調べてたら、この記事を見つけました。

ミッチーの愛用シューズはアシックス。つまりアシックスに関連してるオニツカタイガーとナイキが、過去にバチバチしてるということ・・・。
そしてサラサラロン毛不良ミッチーはコンバースのシューズを履いてて、リョータは試合中にコンバース履いてる・・・。やっぱりシューズでもストーリー絡めてきてたんかと判明して(ほぼ思い込みかもしれないけど)鳥肌立ってるので、今日も映画を観ます。(6回目)

=======2022.12.7 追記=======
先ほど6回目を観てきました。
やはり劇場の音響はとにかく素晴らしい。首が痛まない程度に前の方のシートで観戦すると臨場感によって情緒がとんでもないことになる。
「17年間バスケのことばっか考えてきたのか」というリョータのセリフと同時に沢北の華麗なる反撃で山王がどんどん得点を積み上げるシーンのBGMが初見から大好きすぎて何度観ても聴いても背筋がぶるっとする。だがよくよく聴いているとこの曲、「ここからは別の試合が始まるぞ・・・」というミッチーのセリフで始まる後半戦の山王チームの活躍の時にも流れている。山王におけるわたしの最推しは松本稔である。本当に燻銀の魅力が冴え渡っている。もはや湘北も山王もどちらのチームも応援している自分に驚くし、ほんと山王のテーマ曲めちゃくちゃ自律神経に効く・・・。サントラ発売を心待ちにしております。

そして今日もシューズに注目していたら、中2の爽やかな襟足ちょい長めの三っちゃんのシューズが、おそらくだが、ナイキ エアジョーダンかもしれないことに気付いた。同じエアジョーダンでもモデルが違うけど、流川の愛用シューズに通じているのではないかという仮説がここで生まれた。そして流川楓と同じく桜木花道もエアジョーダンを愛用していた・・・。原作で宮城リョータ初登場の直前、30円でチエコスポーツでゲットしたシューズもエアジョーダン・・・。このシューズの形が、三っちゃんの履いてたシューズと形が似ている。もしこの仮説が正しければ、リョータが花道のシューズを羨ましがっていた伏線回収となる。やはり細部までこだわりと気迫が感じられる映画である・・・。(ほぼ思い込みフィルターで鑑賞しているので間違っている可能性大)

もはや音楽を聴きシューズを観察して対戦相手すらも応援しているが、時間と財布が許す限り、また劇場へ行きたい。
陵南・翔陽・海南はリアタイでテレビアニメで描いていただいたし四半世紀越しに劇場で山王戦を描いていただけたんだからもう、もう贅沢言いたくないし、我儘言いたくないんだけど、だけど、関西在住のファンのひとりとして、動いて色がついて音声がついた豊玉戦が観たいとお星様にお願いしている。

=======2022.12.9 追記=======
シューズについて自分用メモまとめてみた。補足情報とか受けつつざっくり印象で描いてるので細かいとこ整合性無くて恐縮ですが・・・。

早く絵コンテ集とか設定資料集とか台本とかBlu-rayとか欲しい・・・でも劇場の音響には勝てん・・・だから答え合わせにまた劇場に行く

=======2022.12.14 追記=======
レイトショーで7試合目を観戦してきました。
今までのシアターで席数最大の音響だったので、今まで聴こえてなかった音が響いて最高でした。今映画館でスラムダンクを観られる幸せは、今しか味わえないんだと、NOW OR NEVERの精神で観ている。今日の発見と萌え禿げ散らかしたポイントを備忘録としてここに追加したい。

今夜もシューズに注目してきたところ、ミニバスのときに小学生リョータが履いとるのがアシックスでミッチーと同じやんってなって泣けた。
不良のミッチーが普段使いしとるのは恐らくコンバースオールスターで、コンバースってリョータとゴリのバッシュと同じやんってなってまた泣いた。もはや家族やないかい・・・。コンバースとナイキとアシックスで仲良し家族。

結果的に湘北の逆転勝ちの機会となってしまい、めっちゃへこんでる松本稔の背中をぽんぽんして励ます深津に泣けた。
背中ぽんぽんと言えば、ゴリ回想でロッカールームでゴリの悲しい背中ぽんぽんするのまじで泣ける。赤木と木暮はもう高校卒業しても毎日喫茶PEACEに行ってらっしゃい!!!!!
さらに背中と言えば、背中強打した花道から一番遠くにいた流川がわざわざ歩いてきて一番近くに来て花道をテーブルクロスから召喚するとこ泣ける・・・ゴリが河田プレッシャーから目覚めたときは心配してても視線を送るだけだったあの流川が・・・。
堂本監督みたいな姿勢で木暮先輩の顔芸やシューズや背景などもを観ているが、まだまだ見足りない。
木暮先輩がめちゃくちゃ嬉しそうにしてたのに相手の得点で目をつぶって心底悲しそうな顔するとこ本当にかわいい。
表情と言えば、リョータが手のひら見て彩子のおまじないで口角上がるシーン・・・これを観れば寿命が100年延びるリョ彩ガチ勢ここに在り。
もはやコート上で闘う戦士たちだけでなく良すぎる作画の桜木軍団、特に野間忠一郎を目が自動追尾している。後半戦で10-FEET爆音で第ゼロ感流れるときの洋平と晴子さんの作画がとにかく良すぎる。たった1秒くらいのそのシーンのためだけでも何度でも映画館に足を運びたい・・・。

=======2022.12.16 追記=======
8試合目観戦してんけどもはや脳内補正が全身の神経伝達物質を凌駕して河田兄着地のときに映画館の椅子が動くんやわMX4Dでも無いのに・・・ほんで副音声で原作の魚住と牧の台詞が流れるねんよ・・・これはもうまた観に行かなあかんやつや。
阻まれてどーするのとこでリョータのドリブルからシームレスで流れる10-FEETのバスドラの爆音が心臓マッサージしてきて良い意味でめちゃくちゃしんどい。
全身の神経と血流と心臓と感情を揺さぶられまくって何かもう見るマッサージみたいな感じになってもとる・・・。

9試合目を観戦した記念に・・・まだまだ試合行きます。

=======2022.12.21 追記=======
レイトショーで10試合目を観戦してきました。
誕生日ケーキを食べるシーンの背景のカレンダー・・・めちゃくちゃ目を凝らして見たら、7/7が日曜日やったように見えたので、西暦を調べたら1996年が該当した。

曜日計算サイトさんにて調べました。

それってつまり、ちょうど山王戦を週刊少年ジャンプで連載してた当時が1996年やからってことちゃうかなって勝手に思って、ぶるぶる震えている。でももしかしたら錯覚かもしれんから11回目観に行きます。

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