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生まれも育ちも花屋

はじめまして

京都の吉祥院という場所で
「花ポット」という小さな花屋をしております。

今までもブログは書いていましたが
真っ白なキャンバスにまた1から描いてみたい

そんな気持ちになりnoteを始めてみました。

どうぞよろしくお願いいたします。


私が生まれた吉祥院という町

私が生まれた吉祥院という町は
京都市内の南のほうに位置します。

西は桂川、東は西高瀬川に挟まれた地域で
昔はよく水害にあったそうです。

菅原氏三代の所領であった吉祥院天満宮があり、
私も毎月お参りさせていただいております。

由来によると京都市上京区の
北野天満宮さんより早い934年(承平4年)に
創建された初の天満宮であるといわれています。

御祭神は
菅原道真公、吉祥天女、菅原清公卿、
菅原是善公、伝教大師、孔子。

「受験合格」・「開運招福」・「ちえと能力開発」
のご利益があると言われています。

「京都十六社朱印めぐり」の1つでもあるので
京都に来られたら一度寄ってみてくださいね。


花ポットの歴史

「花ポット」は

祖父の代から始まった花屋で
私で三代目になります。

京都にはまだ市場がなかったようで
祖父は電車に乗って
大阪まで花の仕入れに行っていたらしいです。

京都には歴史ある花屋さんが
たくさんおられるので
うちなんぞはまだまだ若手ですが 笑

その頃の屋号は「乙女花園」で
(怪しすぎませんか?・・・笑)

その後「吉祥苑」という
中華屋さんみたいな屋号に変わります。

そして私が中学生のとき
古かった実家も新築し
「花ポット吉祥苑」になり

私が主になって仕事をするようになって
「花ポット」という屋号が定着しました。

仕事内容も
祖父の時代は主に行商で
(けっこう売っていたらしい)

父の時代は店舗販売を軸に
定期の配達やスーパーの置き花が
中心でした。

私が花ポットに入ってからは
ウェディングやレッスン、
定期装花や法人様への配達が増えました。

今はまた時代も変わり、
SNSで繋がっていただいた方からの
ご注文やインターネットからの検索で
ご来店くださるお客様が増えています。


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お世辞にも裕福とは言えない
普通のお家柄で
(こういう時もお家柄を使うのかは謎 笑)

ご先祖様から受け継ぐ
財産も土地も何もない中、
(昔からの花屋さんは土地持ちさんが多かった)

何度もピンチに直面しながら
家族で力を合わせて
細々と今までやってきました。

父はどれだけ熱があっても
配達に行っていたし

母も二人の子育てをしながら
忙しい店をずっと一人で
守ってきてくれました。


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今より残業も多く、
本当に忙しかったと思うのですが

それでも、五節句には花を飾り、
忙しい中お料理やお菓子を作り、
季節の行事をきちんと教えてくれた母。

仕事に家事に私たち兄弟の世話、
時間は本当になかったと思うのですが、

そういったことをきちんと教えてくれた
母にはとても感謝しております。


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「花を飾りたいけど、飾る場所がない」


こういったお声をよく聞きます。


これ、とってもよくわかります。


私も結婚をして
自分の家を持ち、
仕事と家事の両立をしていると
あっというまに過ぎていく時間。


「部屋に花を飾る」ということが
なかなかなハードルだということを
思い知りました。


とくに、仕事が忙しく
時間に追われ始めると
家の中がゴチャゴチャしてきます。

すると、
途端に花を飾る気がおこらなくなります。

たとえ飾ったとしても
花の手入れができないことに
罪悪感を感じる方も多くいらっしゃいます。

それだったら最初から
飾らないほうがいい。

という諦めの選択になってしまうのは
悲しい感じがします。

家は外で頑張る自分や家族が
パワーをチャージする場所。

私自身も家の中が整い、
花を欠かさず飾れるということは

自分の心のバロメーターになっています。


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暮らしにいろどりと癒しのアイデアを


豪華な花じゃなくてもいい、
少しの花が家の中にあるだけで
とてもホッとします。

疲れたときこそ
お帰りと出迎えてくれる
花の顔を見ると癒されます。

心の豊かさから得られる愛を
生きている一輪の花から
感じていただけるよう。

生まれも育ちも花屋の私から
癒しのアイデアをプレゼントできればなと
このnoteを綴っていきたいと思います。

よかったらまた、
遊びに来てくださいね。

花ポット 水谷理恵子


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