シンエヴァとわたしたちの天地創造

昨日

エジプト展とシンエヴァンゲリオンを見てき(組み合わせよ!)



エジプト展の話は置いといてシンエヴァ

考察とか解説は玄人の方に任せてワタシの体感だけ残しておきたいと思う

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まずストーリー

エヴァシリーズ通してそうだけど

一切わからんかったww

知らん言葉のオンパレードだし、説明も少ないし、されてたとしても暗号的だったり象徴的すぎたり

単純オバサンの私には毎度ムズカシすぎる!!ww


それでもあの2時間、面白かったし、言葉にできないレベルの情動が何度もやってくるし、見たことない映像のオンパレードで

飽きることは一切なかった

一緒にみた小学生の息子と娘も、こんな長編見るのは人生初だったけど、ポップコーン食べるのも忘れて見入っていた(娘は途中、何度か白目剥いてたけどw)


なんというか

これは

いま私たちの世界で実際に進行している物語なのだ

と感じた

だからこそ

完成にこれだけの時間を要したし、特にこの一年は、人類規模での度重なるタイムライン変更があったので、作品もそれに伴って(物理的にも心情的にも)何度も調整が必要だったのではないかと推測する

いやほんと、情報量エゲつなかったよ

旦那曰く「詰め込みすぎ!二部に分けろい!」ってことらしいけど笑

庵野さんはもう、何がなんでも今回で終わらす必要があったんじゃないかな。自分のためにも世界のためにも。

それくらい怒涛の回収劇だった



人生とは壮大な回収劇である

が信条のわたし的には、これ以上ないくらい魂が喜ぶ詰め込みっぷり

これを描き切った庵野さんには、本当にリスペクトしかないし、きっと気力も体力も総動員だったと思われる。お体大切にしていただきたい。(そして、そんな監督を支えられたのはモヨコさんなんだろうな、と言うのを映画の端々から感じた♡)


回収といえば

エヴァファンの多くの方々にとっては

びっしりとふんだんに撒かれたマキビシのごとき謎の回収が、エヴァの醍醐味の一つなんだろうけど

さっきも言った通り単純オバチャンなのでそのへんはよくわからないw

聖書やカバラの用語がふんだんにでてきたが、ミッション系スクール出身の意地でなんとか拾いあげた聖書用語以外は意味不明

それでもなんとなく思うのは

エヴァシリーズとは

壮大な現代の神話であり

その神話をリアルタイムに書き換え続けてきたんじゃないか

ということ


わたしは心理学を学んできたので、シンジvsゲンドウの葛藤なんてのは、もうまんまオイディプス神話やないかい!😆とツッコミたくなるし

またアスカの左眼の眼帯は、エジプト神話のウジャトの眼の発動を抑制しているようにも見える


そう!

ここでエジプト展!(回収するよ笑)


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額をピシャリと叩きたくなったのが、このエジプト展サブタイトルが


天地創造の神話


なんよね

いまこのタイトルを持ってくるセンスよ!



さて


エジプト神話って、まぁーーーーーーーーーーーしっちゃかめっちゃかで、出てくる姿もマジで想像の斜め45度上なんだけど(鳥頭人間なんて序の口w)

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これとかさ、わかる?真ん中の蛇に脚が生えてるヤツ

生え方ソレ?!って思わん?笑笑

それはさておき

今回の展示、ナビゲーターがアヌビス神なのね

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ワン♡


会場のそこここに立ってて、神話の世界をガイドしてくれる

で天地創造から始まり、たくさんの神々の物語を経て、気づいたら冥界に着いてる笑

でもまだそこで順路の半分ちょっと

古代エジプト人にとって、死なんてまだ人生の五合目、通過点なのかも知れない

死と再生

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そのサイクルは人間だけでなく世界にも当てはまる


破壊と構築


冥界の神オシリスは再生の神として世界の再生も担っている

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これはルーブルのだけど(写真撮るの忘れた)


エヴァもまた

壊滅的に破壊された世界を

そして

登場人物たちの内的世界を

再生へと導く物語(戻ってこれた〜ww)


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そしてエジプト神話において世界は、破壊と構築のサイクルを繰り返しながら、宇宙の秩序を拡大していくと捉えているんだけど(アヌビスくんが言ってた)


シンエヴァのタイトル末尾の記号も

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繰り返し記号


なんだよね


ただエジプト神話の記号と違うのは、この繰り返し記号は終わるべき時がきたら終わる、という記号なこと


そこに必要なのは

すべての絶望を光へと転換し

すべてのエゴを排除したときに現れる

人の意志

だけなのだというメッセージを、わたしは勝手に感じた


長かった割にオチがないけど、とりあえず今はここまで。また言葉になったら加筆します。






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