脱出ゲームの世界選手権のためにポーランドへ行ってきた話



行ってきました。日本を背負って世界と戦ってきたぜ。
楽しかったのでここに参戦記を書きます。



第1章 メンバー集結編

5月某日。
突如ツイッターにこんなツイートが流れてきました。

どうやらリアル脱出ゲームの世界選手権が行われるそうです。楽しそう!すごい!
おもしろそうだし参加したいよね…

最大4人チームで挑むチーム戦らしいので、謎解きが強そうな4人でメンバーを組みます。
予選を突破するとポーランド行きなので、予定などが無く海外に行けそうなメンバーを集める必要がある(ここがむずかしい)



数分後。
集まりました。謎解きが強くてポーランドに行けそうな4人です。

イカれたメンバーを紹介するぜ!

①常春:チームリーダー。「零狐春」初代代表。海外で10年間暮らしていた経験があるので英語がペラペーラ。謎解きが強い。

②無策師:「Sicks Sphinks」元代表。SCRAP「謎制作王決定戦」優勝2回。謎検1級。謎解きが強い。

③サカイダニ:京都大学パズル同好会出身。某S社社員(あらゆる謎やパズルを制作)。謎解きが強くてぷよぷよがうまい。

④花岡(ぼくです):大分県在住の2児の父。日本パズル選手権2016全国11位。音ゲーがうまい。


常春「チーム名、日本から来たぞ!っていうのが他国の人々に伝わりやすいといいね」

というわけでそれをもとに考えた結果、チーム名は「Far East Solvers」に決定しました。ダサかっこいい!

この4人でポーランドを目指します。
まずは予選に挑戦だ!!



第2章 オンライン予選編


5月11日、Poland Escape 2019最初の予選が行われます。この日は日曜日。
オンライン予選ではブラウザで脱出ゲームを行い、クリア時刻が早い上位60チームがポーランドで行われる次のステージへと進む。
予選の前にチュートリアルゲームが用意されていたのでそれで遊びます。

https://polandescape.lockme.pl/pokoj-tutorialowy/
(ここから遊べます。ログイン必須)

チームで通話を立ち上げながらとりあえず一人でチュートリアルゲームをやり始めます。

常春「待って勝手にゲームが進んでるwww」
サカイダニ「部屋移動してる間に勝手に鍵が手に入って勝手にドアが開いたwwww」
無策師「勝手に電気が消えたwww」

え?
他のみんなのゲームの挙動が何か変らしいけどとりあえずチュートリアルをクリア。

常春「勝手にクリアになったwwwwwwww」
無策師「なんでwwwwwwwww」


クリアしました。
どうやら同じチームのメンバーがログインしてプレイすると、チームの誰かがクリアすれば一斉にクリアとなるようです。

常春「というよりゲームの進行がチームで共通っぽい」
無策師「誰かがゲームを進めるとアイテムとか全部同期される」
サカイダニ「だから勝手に電気が消えたりしたのか」

なるほどね。
一般的なブラウザの脱出ゲームなのに、チーム4人でリアル脱出ゲームを遊んでるかのような感覚。
ちょっと不思議な感覚でおもしろい。


常春「とりあえずリセットするから最初からみんなでちゃんとやろう」


はい。
ちゃんとプレイして、ゲームのルールも理解したので予選開始です。
オンライン予選はポーランド時間で日曜日午後6時スタートです。
?? ポーランド時間で午後6時??


日本とポーランドは+7時間の時差があるそうです。
要するに日本では深夜1時スタート。
いや昼夜逆転した大学生かよ…。


なにはともあれ参加です。
スタート深夜1時、もうすでに眠い。
常春宅ではその日遊びに来てた後輩が神ゲー「Baba is You」を遊んでおり、断続的にババイズユーのBGMが通話越しに聞こえてきます。世界大会の予選だぞどういう状況だこれは。


で予選はめちゃめちゃ難しく、一般的なブラウザの脱出ゲームなのに開始2時間もクリアチームが現れない。
ホントに解けるんかこれ…?
と思っているうちに常春の声が聞こえなくなった。アッ寝てるこれ。
常春マイクからババイズユーのBGMだけがただただ鳴り響く…


結果発表!!!!!!

勝ちました。世界ランク16位。プレイ時間3時間37分。
終わったら朝の4時半。もう日が昇り始めてるやんか!常春は寝てる。

予選のゲームに関してはたぶんあまりネタバレしちゃいけないんですが、おもしろいのでみんなプレイしてください。
特に最後の最後、ゲームクリアのための最終ギミックは大爆笑間違いなし。
ぼくら3人は4時半にバカ笑ってた。いやマジでホントに超おもしろい。

で、次の日。
サカイダニさんは朝から行われた謎解き制作の合宿に絶望的寝坊からの圧倒的遅刻をカマしました。
しょうがない!!!!

そんなわけでポーランド行きの切符を手に入れました。優勝するぞ優勝するぞ優勝するぞ!
5月14日予選通過、本戦は6月10日です。いや1ヶ月切ってるんかい。急ぐ。


常春「寝て起きたら世界16位だった」


第3章 出発準備編

そんなわけで1ヶ月で準備をします。本戦のための戦略を練ったりするのも大切ですが、まずは海外に行くためのちゃんとした準備が必要(それはそう)。
海外経験が長く出張なども比較的多い常春に比べ他3人は無力。しかもポーランドなんて全然知らない土地なので知識もゼロ。あらゆる準備を立てます。

花岡「せっかく行くんだし観光もできればいいよね」
常春「本戦前にポーランド現地の脱出ゲームプレイして感覚を高めたい」
サカイダニ「ぼくは別になんでもいいです」
無策師「パスポート無いっぽいんだけどどうしよう」


ん?

無策師「パスポートなくした。再発行って何日くらいでできるかな」

ンンンンンンンンンなるほどなるほど。

常春「急いでやれ急いでやれ急いでやれ」
無策師「本籍が北海道だからまず再発行の手続きするために北海道のおばあちゃんに速達を送る」
花岡「パスポート再発行RTA」


大事件が発生しかけましたが、気づくのが早かった。
無策師は無事パスポートを手に入れました。

無策師「気づくのが早かった」

またポーランドの脱出ゲームへの対策を得るために、都内にある海外系脱出ゲームを攻略しに行きました。
ぼくは九州在住なのでいけませんでしたが。
ぼく以外の3人で、浅草にある「なぞばこ」という施設に挑戦です。
https://www.nazobako.jp/

「禅」「侍」「消えた花嫁」の3種類のゲームを遊び、「禅」「侍」では歴代2位のスピード記録を叩き出しました。
はやい。これが日本代表の水準ですわ…。

無策師「遅い。これじゃだめ」
常春「我々は1位を目指すので」

いや意識が高すぎる。
60分のゲームを30分弱でクリアしてるのに、「もっと早くクリアできた…」とガチの反省会が開かれます。
常春、手が震えて紅茶をこぼしまくる(お店に迷惑)

また海外のYouTubeチャンネル「Geek & Sundry」で公開されている脱出ゲームの動画を見て研鑽を積みました。
https://geekandsundry.com/shows/escape/

我々は最高速で経験値を積まなければならないので1.5倍速に見てすべての動画を見ました。
謎解きのスピードラーニング。


中でもこの「Temple Escape Room」の回はめちゃおもしろく、リトルマーメイドに出てくるアースラみたいな参加者が1.5倍速で見ても全然動かないところにみんなゲラゲラ笑いながら経験値を積んでいました(?)

よく見たらサムネに映ってるのもリトルマーメイドのアリエルっぽさあるな。


そんなこんなで各自謎解き力を上げたのであとは本番に向かうだけです。
待ってろポーランドエスケープ!


第4章 東京出発→ワルシャワ編

ポーランドには直行便も出ているのですが、今回は時間の都合などもありドーハ乗り換えの飛行機を利用します。

常春「グアム乗り換えでしょ確か」

ドーハ乗り換えです(前日まで本当に勘違いしていた)


危ないところだった…。

何にせよぼくはまず東京に行かなければならないので、大分空港から羽田空港に向かいます(飛行機カウント:1)

夜になりました。
成田空港に全員集合し、無事出発です。まずはドーハに向かう(飛行機カウント:2)

無策師「5年ぶりに私服で会社に行ったら、同僚からめちゃめちゃ質問攻めにあったあげく、最終的に社内報に一連の流れが書かれた」
花岡「おもしろすぎるでしょ」


メンバーみんな基本的にあまり海外経験があるわけではないんですが、リーダーの常春は海外生活歴10年、さらに最近もよく海外に行く機会の多いということで、空港からリーダーシップを発揮します。頼りになる!
パスポートや飛行機のチケットなどは万が一に備えてスマホで写真を撮っておくとよい、などの知見が共有されます。


常春「ぼくの役目はみんなを無事に日本に連れて帰ること。みんなパスポート持った?」
みんな「大丈夫!」
無策師「ちゃんとおばあちゃんが届けてくれたやつあるよ」

(画像はパスポートの所持を確認する常春)

ドーハ行きの飛行機はおよそ10時間。
ファッキン長い……。
当然エコノミークラスなのでなかなか厳しい10時間ですが、寝たり起きたり映画を見たりを繰り返しなんとか到着です。


このとき機内プログラムで「Escape Room」という映画が見れたので見ました。ぼくらにぴったりの映画じゃん。

後で調べると、日本公開未定の映画だそうです。でもなぜか日本語吹き替えがある。
それなり面白かったので海外に脱出ゲーム旅行する方々は是非ご覧ください。


飛行機に乗ってから10時間後…
ドーハに着きました!!!!!長かった

写真はドーハのスタバ。日本の一般的なスタバより値段が高い。



もうすでに疲れている人々の写真。
ここで4時間ほどの小休憩です。

ドーハは現地時間で朝4時。ドーハの夜明けぜよ!
ここから乗り継いでワルシャワへ。今度は6時間のフライトです。(飛行機カウント:3)

常春「みんなパスポート持った?」
みんな「大丈夫大丈夫」




6時間後
ワルシャワに到着!!!!しかしゆっくりしている暇もなく急いで飯を補給して出発です。

写真はポーランドに到着して最初に食べたもの。マクドナルド。


なにせ我々の初日のスケジュールはこうなっているので、

即座に空港を出発してワルシャワの脱出ゲームを遊びに行きます。

いや遊びに行くというより、現地のゲームに対する感性を養って明日への糧とする、いわば訓練。
遊んでる場合じゃねえ!俺たちは本気でゲームをやってるんだ



8時間後…
ポーランドの脱出ゲームを4連続で遊んで空港に帰ってきました。観光?そんな暇は無い。
ポーランドの脱出ゲームはめちゃめちゃおもしろかったので本当はここで詳細を超たくさん書きたいんですが、
それだけで記事が一本ずつできるくらい書きたいんですが…

例によってネタバレ厳禁。
それに、これを読むだけじゃなくて、実際に現地でたくさんの日本人に遊んでほしいので簡単に感想だけ書きます。
超面白かったからみんなポーランド行ってくれ!マジで!ホントにおもしろいから!


①潜水艦ノーチラス号

ゲーム開始前のFar East Solvers
常春「我々はゲームを楽しみに来たんじゃない。これは訓練」
花岡「謎を解くだけのマッシーンと化す。遊びに来たわけじゃないので」

ゲーム開始1秒後のFar East Solvers
常春「やべえええええたのしいいいいいい」
花岡「これすごいwwww」
サカイダニ「もうおもしろい」
無策師「ホントにすごいwww」


我々はゲーム開始1秒で本来の目的をロストしました。
最初から最後まで最高におもしろかった。これがポーランドのエスケープ……!

圧倒的 "本物" 感。今までプレイした脱出ゲームの中で一番面白かったのでは?というくらい最高でした。日本に来てほしい。
脱出成功しました。



②レジェンド・オブ・ソード

ノーチラス号での圧倒的体験の余韻を残しつつ、ようやく本来の目的を思い出しながらプレイしました。
これもおもしろいいいいいいいいいい。

ノーチラスもそうなんですが、やはり海外の脱出ゲームは内装や小物の本物感がすごい。
より "リアル" な体験を得られ、高揚感がこれでもかってくらい高まります。
脱出成功しました。



③ピラミッドへ潜入

これは世界で一番おもしろいリアル脱出ゲームです。
最初のステップで結構ガチめの英語リスニング要素がありますが、それ以降はただただ最高でした。
全人類行くべき。
脱出成功しました。



④ルームナンバー4

要は刑務所からの脱出です。脱出といえば刑務所、世界共通の発想っぽい。手錠もあります。
様々なギミックあり謎解きあり探索あり、盛りだくさんのゲームでした。
そしてこの時点で我々は疲労が限界に近かった(移動20時間&ゲーム3本遊んだ後なので)
なんとか脱出成功しました。4連勝!




どのゲームも面白い特にノーチラス号とピラミッド!
この2つを遊ぶだけでもワルシャワに来る価値があります。これはマジ。
みんな遊びに行ってくれ!!


で、
これらのゲームを終えて我々はワルシャワを後にします。


脱出ゲーム部屋のスタッフ「今日はこの後ワルシャワを観光するの?」
常春「ゲームが終わったらすぐホテルで寝て明日の本戦に備えます」
脱出ゲーム部屋のスタッフ「Wao」


Poland Escape 2019会場はワルシャワではないので、ここからまた飛行機に乗ってまだまだ移動です(飛行機カウント:4)

ポーランド最初の首都、日本における京都みたいな場所、ポズナンという都市に向かい、明日に備えて寝ます。


この時点で現地時間深夜1時。圧倒的疲労、圧倒的睡眠……!




第5章 大事件編

長かった参戦記もいよいよ本戦当日に差し掛かりました。
いよいよ今日の「その時」がやってまいります。


空港すぐそばのホテルからポズナンの本戦会場までは結構距離があり、タクシーで30分ほど。
乗り場からタクシーに乗った瞬間に異変に気づきます。

花岡「あれサイフが無い」
サカイダニ「は?」
常春「待て待て待て待て」

即座にタクシーを停めて荷物を確認。
ポーチをひっくり返し、トランクを開けてカバン中身を確認しここで確信します。

花岡「これはたぶんホテルに忘れてるね」











常春「ばかやろうばかやろう」

10mだけ動かしたタクシーに10km分の料金を支払い(ここは日本ではないので)、ダッシュでホテルに戻ります。
これは最悪のパターンあるぞ…

幸いにもパスポートはポーチに入れていたので無事ですが、大事なカードとか現金すべてが一気にロストするのはまずい…
祈る気持ちでホテルのフロントに戻り、ギリギリの英語でサイフを部屋に忘れたことをアピールします。

数分後…


サイフが帰ってきた〜〜〜〜
ありがとうポーランドの民〜〜〜〜〜〜
治安〜〜〜〜〜


あまりにも感動したのでホテルの口コミサイトに書きました。

またポズナンに行くことがあれば必ずこのホテルを使います。
行くことあるか……?



ぼくの招いたいざこざで(申し訳ない)予定よりちょっと遅れて会場に向かいます。

(タクシーの車内)
運転手のおじさん「お前らさっきのタクシーで何やってたん?」
常春「こいつがホテルにサイフ忘れたんすわwwwwwww」
運転手のおじさん「マジwwwwウケるwwwww」
花岡「見られていた」

運転手のおじさんは英語が話せない方だったので、スマホの自動翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取ります。
相手が喋った内容が自動的に英語になるし、こっちが喋った内容が自動的にポーランド語になる。
めっちゃ便利!

写真は仲良くなったタクシーの運転手のおじちゃん。


で、
会場につきました。
ジャスコみたいな場所!!まるでジャスコ!!


準々決勝はジャスコに設けられた特設コーナーで20分の脱出ゲームに挑戦。
まずは到着してすぐPoland Escape運営の方々にご挨拶。

常春「はるばる日本からやって来たぞ」
花岡「飛行機4本乗ってここまで来て、これから4本乗って日本に帰ります」
運営の人「Oh, crazy.」


時刻は午前11時。我々の挑戦は12時ちょうどからなのでここで一旦飯を補給して態勢を整えます。

無策師「日曜日のジャスコなのに店が全然開いてない…」
常春「今日はポーランドの祝日みたいな感じらしい」
花岡「海外の休日ってホントに休日なんや…」

教訓:海外の休日は容赦なくみんな休む。
我々は覚えました。

で、昼食です。
容赦ない休日の中でもちゃんとオープンしてたマクドナルドに向かいます。

花岡「マジでポーランド来て無限にマクドナルド食ってる」
常春「サイフが無い」
常春「そもそもバッグがひとつ足りてない」
常春「てことはその中に入れっぱなしのパスポートも無い」
常春「たぶんタクシーの中やね」
常春「…」
























本日2度目の大事件です。
しかも今回はパスポートも無いのでヤバさが一段階上がっている…。
















無策師「やばいやばい」
サカイダニ「まじでやばいやつ」
常春「確実にタクシーに忘れてる」


レシートを確認してタクシー会社の方に連絡を取ろうとしますが、レシートはポーランド語で書かれておりどれが何の番号なのかさえさっぱりわかりません。

花岡「何もわからない」
無策師「パスポートをなくしたときはまず大使館に連絡したほうがいいっぽい」
サカイダニ「休日じゃん」

教訓:海外の休日は容赦なくみんな休む。

無策師「いやさすがに大使館の電話は通じた」
常春「Poland Escape運営の人々に頼んでタクシー会社に連絡してもらおう」


昼飯を諦め、本選会場にダッシュで戻り異国のレシートを手渡します。
その間無策師はポーランド日本大使館の方に全速で連絡!


運営の人「(英語ペラペーラ)」
常春「(英語ペラペーラ)」
運営の人「(英語ペラペーラ)」
常春「(英語ペラペーラ)」





数分後。


常春「なんとかなった」


いや神かよ。

神。

なんとかなったようだった。すごい。
この時点で本戦開始まで約40分くらいでしたが、30分後にさっきのタクシーが会場に帰ってきてカバンを届けてくれるそうです。


運営の人「もしタクシー遅れたら準々決勝の時刻もずらしていいよ」
我々「神」


すべてに感謝。
我々はポーランドのすべてに感謝してタクシーを待ちました。


30分後。
タクシー到着!!!

さっきのおじちゃんだ〜〜〜〜〜

さっきの運転手のおじさん「ほらカバン」
常春「ありがとうありがとうありがとうありがとう」
さっきの運転手のおじさん「お前らサイフなくしすぎ」
運営の人「わかる」
Far East Solvers一同「みんな神」


はい。
会場に戻ってきました。
本戦開始10分前にしてようやくFar East Solversが正常状態に戻った。

大事件が発生しましたが、ポーランドが神だった。
無事にすべてを取り戻すことができました。



最終章 Poland Escape 2019編


ようやく。
全てを取り戻したFar East Solvers。定刻通りに準々決勝のルームに挑戦します。

準々決勝は先日公開の映画「X-MEN ダーク・フェニックス」(日本ではこれから公開)とコラボした脱出ゲームで、制限時間は20分。
オンライン予選を突破した60チームがこれに挑戦し、クリアタイム上位10チームが準決勝に進出です。
20分てことはだいたいなぞともキューブ1個半くらいの物量っぽいですね。


準々決勝がX-MENコラボとなるのは前から知らされていたので、ちゃんとX-MENは予習してきたぞ。
日本出発前に常春宅で一緒に映画を見ました。TRPGのダブルクロスみたいでカッコいい。


さて12:00になりました。いよいよFar East Solvers海外でのデビュー戦です。
準備は万端。


いよいよ挑戦!!!
俺たちのPoland Escape 2019の開幕だッ!!!!!













20分後。
脱出失敗しました。
ぼくらの物語はここで終わりです。




考えられる敗因:
①常春が英語ペラペラだったので、英語関連の負担を完全に任せすぎた。
→英語を読む必要が出てきたときに一度翻訳を通さなければならず、大きなロス
→日本で言うところの「論理パズル」を英語で解けるようになる必要がある。英語論理パズルの練習

②最速で脱出する手段のみを追い求めすぎた結果、安定して脱出成功するための方法をおろそかにしていた。
→結局準々決勝は60チーム中12チームしか時間内に成功していないので、結果論としてはこちらを目指したほうが良かった
→そもそも初見のゲームでRTAをするべきでなく、最速クリアは安定したクリアの延長線上にあるという認識が必要だった


事前に立てた戦略通りにある程度動けてはいた。
でも失敗してしまった。これは事前に立てた戦略が正しくなかった可能性を示唆します。

「世界一」というのはドーピングやランダムハマり待ちで取るものでなく、地力を上げ王道の先に手にするものだった。

これらは来年以降似たような世界戦に挑戦するあなたたちのためのアドバイスでもあります。
みんなどんどん海外に戦いに行こうな!


Far East Solversの苦かったデビュー戦でした。未来の日本代表のための糧になってくれればいいな…

ちなみに準々決勝のゲームはネタバレが公開されており、こちらのページで解答が公開されています(ポーランド語)
https://polandescape.com/aktualnosci/pokoj-mroczna-phoenix-przejscie/?fbclid=IwAR2McS32S6Yvidk1u83UwITqd0xl2W0mGZNOU0qjAuN4CpG9rSzAsZpVZrM



で、
完全敗北を喫したので我々はもうポーランドにいる理由がありません。


撤収!!!

タクシーに乗ってポズナンの空港に逆戻り。
タクシーの呼び方がわからないので、またまた運営の皆さんにお世話になってタクシーを呼んでもらいます(本当にありがとうございました)


10分後…


さっきのおじちゃんだ〜〜〜〜〜〜(本日3度目!!!)
1日に2度もサイフをなくしたことを見られているおじちゃんに、ポズナンの空港までまたまた運んでもらいます。


運転手のおじちゃん「よーしベルリンの空港まで連れて行ってやろう!」
常春「マジでやめてくれ〜〜〜」

ポズナンからワルシャワまではまた飛行機(飛行機カウント:5)
ここで時間が4時間ほど空いたので、空港内で敗戦の宴を敢行。

花岡「またまたまたまたハンバーガー」
無策師「ビールがうまい」


ワルシャワからドーハ(飛行機カウント:6)


ドーハの空港でバーガーキングを食べて今度はドーハから羽田空港(飛行機カウント:7)


花岡「何回ハンバーガー食うんだ」



ついに、
日本到着!!!!!俺たちは帰ってきた(敗北者)
東京で他のFar East Solversメンバーと別れて、ぼくは大分に帰ります(飛行機カウント:8)

常春「絶対にリベンジしよう」



そして、
大分県に帰ってきました……。
5日間で8回飛行機に乗って、4回ハンバーガーを食べた。

結果的には40時間かけて往復して、20分のゲームに失敗して帰ってきた旅でしたが、得たものは大きかったです。
「脱出ゲーム」で世界と戦うということ。今まで誰もしたことのない経験を我々4人だけが持っています。
でも悔しい!!!絶対リベンジするぞ!!!!!


Far East Solversの次回作にご期待下さい!!

おわり



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