見出し画像

農業を始めたい人が最初に考えるべきこととは?

何を作るか?どこでやるのか?

こんにちは。本日はまったくの農業初心者が生業として農業をやってみたいなぁという人に向けたヨミモノです。もちろん興味のない方も暇つぶしにお付き合いくださいませ。

農業に参入したいと思っている方がまず初めに考えるべきは、何を作るか?もしくは、どこでやるのか?だと思います。適地適作という言葉があるように作物には育てやすい環境、育てやすい場所があります。例えば沖縄でリンゴができなかったり、北海道でパイナップルができないなどです。厳密に言えばコストをかければ作れなくもないとは思いますが(現に北海道の十勝で温泉を利用して真冬にマンゴーを作っているのをがっちりマンデーでみました)、これから農業を始めようという人にとっては現実的ではありません。

何を作るか?

私はこの品目を作りたい!というものがあれば、ある程度のブランド産地で挑戦することをお勧めします。理由としては

①産地=作物に適した気候・土地である。

②作物のしっかりした栽培ノウハウがある。

③栽培者のネットワークが得られる。

が挙げられます。①は産地であることがその作物の適した気候であるということの証明です。ただし気候変動により栽培適地はこれから少しずつ変わっていくことも考えられますので、現在の産地よりも多少北上した土地で考えるのも今後を考えるといいかもしれません。②は今まで積み上げてきたノウハウが確実にあります。それは産地の知恵と工夫が詰まった貴重な情報です。ゼロから始める人にとっては早期に安定した収入を得る大きな力になると思います。農業は収穫する(現金化)までに時間がかかります。時間がかかる分しっかりと収益化することが求められます。③ですが、農家にはそれぞれ独自のノウハウが存在します。そして意外とノウハウをシェアしてもらえます。私の経験上、篤農家の方ほどいろいろ情報を共有してくれます。ライバルでもありますが、お互い高めあっていくという意識の人が多い気がします。また、高価な農機具もシェアしてもらえます。高価な農機具を最初からそろえるとそれだけでかなりの資金を費やすこととなります。経営が安定するまでは農機具はシェアできると非常に助けとなります。また、同品目の栽培者が多い地区では中古品も多く出回りますので、資金の節約という部分でも大きなメリットになるはずです。

どこでやるのか?

ここ(場所)で農業がやりたいという人はその土地で作られている作物から挑戦することをお勧めします。理由は上記の通りです。

場所で決める際に確認したい部分としては、行政がどれだけ移住者の支援を行っているのか?ということです。今、地方自治体はIターン就農やUターン就農での新規就農者を募集しています。やる気のある自治体は本当に真剣に取り組んでいます。各自治体によって補助金や助成制度が異なってきますし、このような制度はかなり助けになります。本当に憧れの土地で就農するという方以外であれば、各自治体の体制をしっかりと見比べて選択することをお勧めします。私の住む自治体には新規就農者に対する給付金制度、家賃補助制度があり、県の合同庁舎に設置されている農業改良普及センターで新規就農者向け農業講座が毎年開催されています。新規就農者へのフォローも手厚いと思います。国が行っている補助金もあります。金額も割と大きいですが手続きや報告書の作成が煩雑という印象です。(あくまで個人の感覚です)

まとめ

全くの初心者の人が就農する際に最初に考えるべきことは何を作るかによって場所を決める。もしくはどこでやるかによって作物を決めるということですこのシンプルな2拓から考えると農業で生計を立てていく道が見えてくるのかなと思います。もちろん、栽培方法や販路など他にも考えるべきことはたくさんあると思いますが、ここを決めないことにはスタートできません。それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?