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APD(聴覚情報処理障害)の初診に行ってきた話

音としては聞こえるのに、何を言っているのか聞き取れない。

APD(聴覚情報処理障害)
LiD(聞き取り困難)

というものがあります。

自分もこれなのでは?と思い
まずは病院に行ってみました、というお話です。
 
※以下、本記事ではLiDも含めて”APD”の記載で統一します


そもそもAPDとは?

APDってなんぞや?という基本的なところは
こちらの本がとてもわかりやすいです。

あとはAPDマークの公式サイトも、APDを全く知らない人に
最初に見てもらうのにはおススメだと思います。

APDマーク公式サイト|"聞き取れない"と生きよう。 (apd-mark.com)

聴覚情報処理障害(APD)とは、声は聞こえるものの言葉として理解できない症状を指します。

一般的な聴覚検査では「異常なし」。
認知度が低く、治療法も一概に「これ」と言えるものはありません。
というのも、実は原因は人によって様々だということが研究で分かってきたのです。

APDマーク公式サイト|"聞き取れない"と生きよう。 (apd-mark.com)

APDは、雑音が多い場所だったり、早口で話しかけられたりすると
声としては聞こえるのに、何言ってるのか分からないんです。

なので生活していると色々なことで困ってきます。


APD、こういうことで困ります

具体的な症状は人により異なってくるものもありますが、
私の場合は以下のようなことに困っています。

  • 雑音が多い場所で話されても何を言っているのか聞き取れない!

  • 居酒屋やパーティー会場など、人の声がガヤガヤしている状況ではカクテルパーティー効果がきかず、聞き取れない。

  • 早口や小声は全然聞き取れない。

  • 電話の声が全然聞き取れない!

  • 口頭の指示や説明がすぐに抜け落ちる、忘れてしまう。

  • 長い話を聞き続けるのが難しい(途中から何言ってるのか分からなくなる)

という感じなので、日常の会話についていけなかったり、
仕事でミスしてしまったり
……ということが起こります。


病院を受診したきっかけ

病院でちゃんと診てもらおうと思ったきっかけがあります。

それは、仕事においてなのですが、コロナの落ち着きによって
オフラインでの交流会やパーティーが増えたことです。

仕事上での異業種交流会やらなんやらってのが
これまでオンラインだったのが、対面で行われるようになりました。

まわりがガヤガヤしている中で初対面の人と名刺交換→お話する
というのをひたすら繰り返す感じなのですが、
ほーーんとに聞き取れない。

もう、会話にならないんですよね。
異業種の人とかだと特に、聞き慣れない業界用語とか
話されちゃうと、何が何だか。。。

交流会の時間はとにかく辛くて、早く帰りたい…とずっと思ってました。


私自信は数年前からAPDのことは知っていたのですが、
コロナによって、人との交流も少なくなっていたので
そこまで辛い思いをすることは多くありませんでした。

しかし、復活した対面イベントにより、
「聞き取れないってこんなに辛いのか」と改めて思い知らされることに。


これは、ちゃんと対策を取れるようにならないといけないなと感じました。

そしてそのためには、自分は本当にAPDなのか、あるいは別の難聴か何かか?を
はっきりさせる必要があります。
(APDと思って診断に行ったら難聴や別の病気が見つかった、というパターンも少なくないそうです)


というわけで、「一度病院で見てもらおう!」となりました。


病院を探して予約をするまでの流れ

APDは、どこの耳鼻科でも見てもらえるわけではありません。
認知度も低いため、「APDなんて知らない」と言ってくる医師の方も中にはいるそうな…

というわけで、APDを診てもらえる病院を調べて
受診する必要があります。

Google検索でもそれなりに出てくるとは思いますが…
私はこちらのnoteの記事を参考にしました!

こんな綺麗にまとめてくださり…本当に助かりました。


一覧を見ていただくと分かるのですが
基本的には、かかりつけ医からの紹介状が必要となる所が多いです。

私はこの中で、紹介状不要で診てもらえる病院が近かったため
そちらで初診の予約を取りました。


初診でやったこと

ついに初診の日!

まずは問診票にある程度の状況を書いておきました。
それをもとに、医師の方からヒアリング。

  • どのような症状があるか、何に困っているか

  • その症状はどのような状況で発生するか

  • いつからその症状に悩まされているか

  • 具体的なシーン  などなど…

私は思いついた順にお話してしまって、
帰ってから「アレ言うの忘れた!」となってしまったので
ヒアリングに慣れてない方は事前にメモ等に纏めておくのがおススメです。


ヒアリングの後、標準の聴力検査を行いました。
普通の耳鼻科でも行う、ヘッドフォンみたいなのをつけて
ピーーの音が聞こえたらボタンを押すやつです。

あとは、片耳から雑音(サーーって音)を流して、
もう片方の耳でピーーの音を流すバージョンもやりました。


検査終了後、すぐに検査結果が出ます。
聴力は全く問題無し!ということで”APD疑い”ということになりました。
次回、精密検査でもう一度病院に来ることになります。


ちなみに精密検査は1.5カ月待ちでしたので、
また今度受けてきたら、こちらで報告しますね!

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