写真の初心者から ステップアップする一番かんたんな方法
写真コンテストや講評会、レッスンなどで、撮影者の習熟度を測るのにもっともわかりやすいのは、その写真の「水平」がきっちり取れているかどうかです。もちろん、スナップの臨場感を表したり、ポートレートでの視角を変えるためなど表現として水平・垂直を外すのは別です。
意図せず水平のとれていない写真を見ると、ちょっと気持ち悪くなります。
一般的に写真を撮る過程において、「ちゃんとファインダーの中を見れているか(ファインダーに映っているものが理解できているか)」ということは、撮影者がどれだけ写真に習熟しているかということとイコールです。シャッターを切る瞬間に、ファインダーに映っているさまざまな情報がちゃんと理解できているのか?ピント、構図、露出、背景・・・。写真に習熟していくと、これらがファインダーをのぞいた瞬間に決められるようになります。むしろそれら決めなければいけないことの「優先順位」「取捨選択」が出来るようになるといったほうが良いかもしれません。
写真教室などで「とにかくたくさん写真を撮りましょう」なんて言われるのも、「習うより慣れろ」→「瞬間的に決めなければいけないことの優先順位・取捨選択ができるようになれ」っていう意味合いは大きいと思います。
そんなシャッターを切る瞬間にまず気にしてほしい、優先順位を上げてほしいのが先に述べた「水平(傾き)」です。
じつはこれ、写真初心者の方でも得意、不得意な方がいらっしゃるのではないでしょうか。
「撮るときはかなり気を付けてるのに、仕上がりがなぜか歪んでいる」
「狙った被写体を画面の中心に持ってきたはずなのに、実はずれていた」
・・・こんな方、いらっしゃいませんか?
これを直すもっとも簡単な方法があります。
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