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教員の転職

こんばんは
長い期間投稿しておらず、せっかくフォローしてくださった方は申し訳ございません!

今回は、「教員の転職」について書こうと思います。

教員情報がわかると思ってフォローしてくださった方は申し訳ございません!
教員やめます!

2023年のはじめ、今年度で教員を辞める決意しました。
そして、来年度から新しい仕事に就くための転職活動を始めました。

今年度の担当

初めて高3生の担任になりました。
4月からの怒涛の進路指導です。

また部活動の顧問もしつつ、
生徒会の主顧問になりました。

3年担任だと、3学期は授業がないので、
年明けは比較的時間が空きます。

では、ここから私の転職活動について書きたいと思います。


6月 「辞めます」と言いに行く

学校に退職の意向を伝えたのは6月でした。
理由は、勤務校の教員採用試験が行われる時期だからです。

この時、新しい転職先は決まっていません。

退職の意向を伝える時期に関しては、
「転職先決まってからにしたら?」
という意見をもらいましたが、

学校へかける迷惑をなるべく少なくすること、
退職することを言えば後には引けなくなることを考慮し、
転職先を探すしかない状態に自分を追い込んだ方がいいなと思い、
新しい仕事が決まる前に伝えることにしました。


7月 転職について考える

転職の決意を決めましたが、やりたい仕事があるわけではありませんでした。

何から始めればいいのかわからなかったため、
とりあえず転職者向けの求人サイトに登録しました。

「さあ、これで職探しができるぞ!」と思い、
求人条件を入力しようと思ったところで問題発生。

職種がわからない!!

コンサルって何!?
SEって何するの!?
ソリューション営業って????

高校時代から教職しか目指していなかったため、
世の中にどのような仕事があるかがわかりませんでした。

職種がわからないので、探すことすらできません。困った。

自分の経験を活かそうとしても、
今まで自分がやってきた授業や学級運営での経験を、一般企業での仕事内容に言い換えると何になるのかがわかりません。
(「学級経営=マネジメント」みたいな)

これでは埒があきませんので、
とりあえず未経験でも就職しやすいと言われる、
事務職・営業職に絞ることにしました。

また、転職エージェントを頼る
ということも始めました。

転職エージェントが何をしてくれるかもわからないまま、
とりあえずCMで見たことがあるエージェントサービスに登録。

登録後、すぐに電話が来ました。

その後、ZOOMでの面談を行い、
転職したい理由、職探しに困っている、○○な経験を活かして働きたい…などなど素直に話しました。

エージェントの方はとても丁寧に細かく話を聞いて下さり、
その後、自分に合いそうな求人を定期的にメールで送ってくださるということになりました。

また、転職希望時期の約3か月前から応募を始めるのが主流であると教えてもらいました。
(翌年の4月からなら、年末年始に動き始め)

3年担任の私にはちょうどよかったです。

ただ、早い段階から書類の準備をしたり、
必要な人は資格の勉強は始めた方がよい
とのこと。

何をすればいいのかわからない私にとっては救世主でした。
無料でこんなにサポートしてくださっていいんですか…

エージェントさんには、
自分が思っていることを素直に話すのが良いです。
恥ずかしいと思って妥協してはいけません
妥協すると、次の面接で「実は…」と言いづらくなります。

求人メールが届くようになり、転職に関するモチベーションは少し上がりました。

8月 転職フェアに行く

転職への意識が少しずつ出てきましたが、
いまだにやりたい仕事が見つかりません。

そんなことを知人に相談すると、
転職フェアに行ってみたら?
とアドバイスをもらいました。

さっそくフェアの予約をし、いざ会場へ。
会場に着くと、まず現職の職種カードみたいなものをぶら下げるよう言われます。

ただ、私が言ったフェアでは教員というカードは無く、何を取ればいいのか困りました。
(近くのスタッフさんに遠慮なく聞けば大丈夫でした)

会場にはさまざまな企業ブースのほか、
20分程度のセミナーや、転職相談ブースもありました。

なんとなく気になる企業の話を聞いたり、
セミナーを受講したり、とても楽しいです。
世の中にはこんな仕事があるのかと、たくさんの発見ができます。

ちなみに、転職フェアに行くと色々もらえることがあります(QUOカードとか化粧水とかお菓子とか)


9月 職場見学

転職フェアでお話を聞いた企業から、
「職場見学に来ませんか?」とお誘いを受けました。

チョコレートを製造・販売している会社で、
店舗兼カフェ兼工房を見学させていただくことになりました。

企業がどのようなことを考えて経営を行い、
そのためにはどのような人材を求めているのか。
転職フェアよりも時間をかけてお話ししてもらいました。


10〜11月 ネットで求人検索

毎月1回エージェントと面談を行い、
フェアに行ったことの報告や、なかなかやりたいことが見つからないなどの相談をしました。

書類の添削も行ってもらい、
次の面談までに〇〇をする、と目標を決めました。

面談があるからやらなきゃ」という気持ちになるので、
監視されている環境を作り出すのは良かったと思います。

12月 応募開始

1月からの転職活動に向け、
12月の中旬から応募を始めることになりました。

「まずは10社を目標に応募しましょう!」と言われ、
「やるぞ!」と思っていたのですが、
なかなか条件に合うものが見つからず(頑固なだけ)…

結局そこで応募したのは2社だけでした。
書類選考が通れば年明けに面接になるということでしたが、
そのうちの1社と年内に面接をさせてもらえることになりました。

やりたい仕事が決まっていない私にとって、
「まずは練習(失礼)!」という気持ちで臨んだ面接でしたが、
非常に丁寧に話を聞いて下さる企業さんで、
一般企業の経験がない私を受け入れてくださる雰囲気でした。

ちょうど今年の夏、推薦入試の面接指導をやっており、
そこで生徒にアドバイスしたことを自分にも言い聞かせながら面接の準備をしてきました。

一次面接が終わった時、表現が正しいかわかりませんが、
とても楽しかったなという前向きな気持ちになりました。

翌日、最終面接への案内の連絡をもらい、少し安心。
年明けの面接に向けて準備をすることにしました。


1月 最終面接

12月に面接をした企業さんとは別の会社さんとの面接することになりました。

こちらの会社さんも丁寧に話を聞いてくださったのですが、
話しているうちに自分の希望条件に合わないなと感じるようになりました。

おそらく面接官の方も同じように感じたようで、
「もしご希望通りでなければ面接を終わりにしますか?」と気を遣ってくださいました。

確かに、ここで終わりにした方が、
「もしご縁があった時に断らなくても済むなあ(生意気)」と思ったのですが、
「でも、これも練習だ!(失礼)」と思い、
続けていただくことにしました。

結果は、予想通り不合格。
どのような質問をされるのか、どのように答えるべきなのかといった学びはたくさんあったので花丸です。

さて、いよいよ1社目の最終面接になりました。
「この企業さんで働きたい!」という気持ちが強くなっていたので、その分緊張はしましたが、
実際の面接ではとても雰囲気よく進めてもらえました。

エージェントさんも言っていたのですが、
面接の雰囲気で合う・合わないと感じるのも大事だそうです。

3回の面接でそれを実感しました。
練習の場を自分から作り、雰囲気をつかみにいくことは大切!

最終面接翌日、企業さんから「採用」の連絡をもらいました。やった。


世に言う、「教員からの転職は難しい」というのを不安に思っていましたが、
それでも一歩踏み出してよかったです。

それと、教員で培ったスキルを評価してくれる企業さんもいることを知りました。

日々こなしている様々な業務。
できることが当たり前になっていて、アピールできるものなんて無いなあと最初は感じていましたが、
色々なことを同時進行でできることは十分アピールポイントになりました。

プリントを作るためのWordの能力、
成績処理や時間割作成等に使うExcelの能力
も、
自信を持てるものだと知りました。

面接だって、普段の授業や面接指導で培った、
論理的な説明能力を武器にできます。

最後に

今回私の転職活動は、構えていたほど大きな苦労がなく終わりました。
(年齢が若かったこともあるかも)

あくまで私の感想ですが、
こちら(教員)が思っているほど「教員からの転職は難しい」とは見られていないようです。

まだ新しい仕事が始まらないので何とも言えませんが、
今回「転職」というものに挑戦してみてよかったと思います。

知り合いから「転職活動している」と聞くと、
すごいな、自分にはそんな勇気はないな」と最初は思っていました。

しかし、転職するしかない環境に自分を置いて実際やってみたら意外と楽しくて、とてもいい経験になりました。

それに、世は教員不足なので、
「やっぱり教員に戻りたいな」と思ったら比較的戻りやすいとも思います。


ということで、私も「教員からの転職」に不安を抱えていた時期にnoteに記事を載せている方に助けられたので、備忘録として残しておきます。
こんな人もいるんだな~程度に思ってもらえれば幸いです。

もし需要があれば、拙い経験ではありますがまた記事を書きたいと思います。
もし読んでくださる方がいらっしゃいましたら、
こんな長い文章を読んでくださりありがとうございました。


おわり。

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