2017/12/6

6/5 有給を使い、病院に行く。その後は色々してたが、ずっと泣いていた。

6/6 いつも通り、朝6:28に家を出た。本来なら出勤のため駅に向かうが、その日だけは駅とは逆の方角に、なるべく遠くへチャリを走らせた。父が会社へ行く7:30過ぎを目処に家へ戻り、そのまま自室のベッドの中に逃げた。母から部長へ電話し、それっきり私は会社へ行く事はなかった。その日の夜は、お医者様に貰った御薬のおかげなのか、何年振りかに夢を見る事なくグッスリ眠れた。

10年前に約1週間だけドイツにホームステイした事がある。ホームステイ先の4歳年下の女の子とは仲良くなり、今でも親交が続いている。その子から今日、「卒論の資料で日本の労働環境について日本人にインタビューしているから、今度教えてほしい」とLINEがきた。私のなんか役に立たないだろう、と思いつつも快諾した。

会社を辞めてから半年が経ってしまった。一緒に働いてた同僚たちはどうしているのか、会社がどうなっているのか気になり、たまにホームページや若手社員だけのグループLINEを覗いている。最近の会社のニュースに『ラジオ番組始まります!』と書いてあり、少しゾッとした。グループLINEには、夏頃に同じ部署だった先輩の送別会で、余った金の分配に訂正があります、というのが来ていた。秋には、偶に一緒に帰っていた年下の同期が「また会いましょう!」とグループLINEに投下し、退会した。同期は「辞めたい」と一緒に愚痴っていたから、何れ退職するだろうと思っていたが、先輩の方は全く予想もしていなかった。

会社に行かなくなって、会社の人3人くらいからLINEがきた。あと部長からも私が職場に残した私物と共に手紙も来た。同僚からのLINEも部長からの手紙もずっと返信せずいる。あの環境に戻りたいとは一切思わない。けど、逃げる様に辞めた事に関しては、自分の中で消化出来ずにフワフワと寄生している。せめて、荷物を送ってくれた部長には御礼と謝罪をせねばと思うが、気が重くなってしまい結局ずっと黙ったままを続けている。

夕方、録画していた番組を何個か適当に見る。何番組か見てた一つ、去年10年振りに極楽とんぼの山本に会う企画をやっためちゃイケを久々に見直した。その中で山本は「お世話になった人に(御礼を)返せるタイミングが、5ヶ月後かもしれないし、10年後かもしれない。いつなるか分からないけど、その時が来る迄、その人達の事を忘れず肝に銘じて生きる事が大切なんじゃないか」と語っていた。

正直忘れたいことの方が多い職場だったが、あの時の自分と今の私は違う。山本と重ねている訳ではないが、やはり会社の皆に御礼と謝罪をしたい。また、心の何処かで正社員では無い自分に引目を感じている。対峙し一区切りつけることで、その呪縛から解放され身体がラクになるだろう。

その日がいつになるか分からない。個展のDMが出来た頃に、宣伝と同時になるのかもしれないし、ならないかもしれない。そうすれば若手社員グループLINEも用済みで、さっさと抜けられる。なのに、それだけは躊躇するのは皆に会えなくなってしまいそうな気がするのだ。


#日記 #エッセイ


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