2017/11/9

10時過ぎに目が覚める。買い物に行く前の母が、私を起こしがてらに部屋に入ってくる。久しぶりに下のアングルから母を見上げる。頭をもっと後ろに倒すと、窓から青空が見える。昼飯何がいい?と聞かれ、何も思い浮かばず、母に質問し返すと「分からないから聞いてる」とヘラヘラしながら言われた。

母が買い物に行ってからまた少し寝る。12時前に完全起床し、バナナを食べ、ヤクルトを飲む。胃に入れ終わったところで母帰宅。昼飯にてんやの天丼を買ってきてくれた。自分のタイミングの悪さよ、腹持ちのいいものを食べたばっかだ。とは言え天丼完食。食べ終えて山ちゃんの不毛な議論を聞く。

部屋でゴロゴロしながら不毛な議論聞いていたら少し寝ていた。最近の昼間は本当に食うか、ゴロゴロするかの二つしかしていない。

gyaoでM-1の準々決勝の動画を見る。ネルソンズの真ん中の人が演じる先生面白い。芸人さんは面白い事を考えられるのが凄いな。

ゴロゴロしながら「そろそろヤバイな」と思い、昨日父に言われた片付けをする。随分掃除してなかったから、かつて自分が愛用していた物に埃がかぶっている。当時は必要だと思って使用していたのに、時が経てば何の情も無しにポンポンとゴミ箱にブチ込められる。あの時の彼から貰って、且つ破損していなければ。

私の写真で埋め尽くされている仏壇の部屋の片づけも行った。その部屋に放置されていた写真を撤去はしていないが、整理はした。後は移動するのみ。私は片付けが苦手なので、こういう作業を誰か専門業者に頼みたい。整理しながら、ブチまけている写真やネガをパラパラ見ていく。「何でこの写真を使ったんだろ」と、コンペに出す用に大きめに引き伸ばした写真を見ながらぼんやり思った。

コンペ応募時にA4より少し大きめのサイズに伸ばした写真を90枚以上使用。写真一枚一枚を見るのでは無く、全体を通して見るという、要は物語っぽくして、ポートフォリオ・アルバムの形式で提出した。制作にあたって何度も行き詰まり、当時付き合っていた人(写真家)からの助言を聞いていたのだが、丸々全部助言を聞きすぎて、自分の考えなど持っていなかった。と言うか、キレると怖い相手で何も言えず、彼が選んだ写真や並べ方に違和感を持っても、なんつって言っていいか分からないのだ。私の写真なのに。だから、無理矢理彼の考えを理解しようとして鵜吞みにしていた。一度彼の考えに背いて、作品提出しようとした時にガンギレされた。「これで(コンペに)落ちても俺のせいじゃないからな」と脅され、コンペに落ちる事よりも、彼に怒られる事や呆れられる事が恐怖で、土曜の真昼間の新宿、しかも屋外で大号泣した。その直後に共通の知り合い、信頼をよせる大ベテランの編集者兼アートブック書店の代表に、私の作品を見てもらったら、私が考えてきた方のポートフォリオに賛同した。このコンペの写真事件の少し後くらいに、彼と別れた。で、コンペには一応応募したが結果は目に見えていた。でも私は彼を責める事なんてしなかったし、そもそも「責める」という考えになるのが、クソくだらない。何でそんな発想になるんすかね?人のせいになんかするかよボケが。

別れた後、誰からの指示も無く作った写真集(限定3部)がすぐに売り切れた。また上記のコンペに出す前提で作ったダミー本を書店に納品したのだが、大ベテランの編集者兼アートブック書店の代表に何か凄く絶賛された。実はそのダミー本、写真家の元彼に酷評されたものだった。本っっっ当、まじ私の才能舐めんなよ。でも、これも元彼が言ったやつだけど、「天才じゃないけど、才能はある」の言葉、サンキューな。そんな事を思い写真を見返してたら、元彼が写った写真が出てきた。次の写真に移るため、手に持っていた写真の束の一番後ろに速攻で追いやったら、タワレコで視聴ヘッドフォンを着用した元彼の写真が出てきた。まじまじ見る事せず、もう二度とふた回り歳が違う人と付き合えないな、と思った。

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