2017/11/10

7:30に目覚める。その後8:00、8:30、8:45、9:00に設定していたアラームが怒涛に響き、その都度起きるが結局10:00まで寝た。最初の目覚めの時に、寝過ごし対策でテレビをつけておいた。8:00のアラームが鳴ると同時にとくダネが始まった。女子アナが「某事件の9人の被害者の内、不明だった8人の身元が昨晩報じられた」と言った。画面にはズラリと9人、会ったことが無い人たちの写真が並ぶ。彼らの事は知らないけど、世代が一緒だったり住んでる場所が近い人もいる。昨日知らせを受けたという、被害者のお父様は「仕方がない」と言っていた。すぐにテレビを消して、また寝る事にした。瞼は重いから寝入るのに時間がかかりそうも無いが、胸がザワザワし、体が力んでいて心地が悪かった。

私は凄く怒りながら兄に物をぶつけた。それが第三者に当たりそうになり、母に「謝れ」と怒られた。怪我をしようとしていた人では無く、まずそこに居た祖父に何故か謝った。祖父は今まで見た事ない優しい表情をしてくれた。その後に私は謝らなきゃいけない人に謝罪した。その人は私を抱きしめ「辛かったんだね」と言って、私は声をあげ泣いた。感情のコントロールの仕方が分からない、と強く意識した所で起床。

本当はもう少し早く起きたかった。すぐに着替え若干苛つきながら外出。向かうは霞が関。駅降りて、A1出口を出たら今日の私の目的地・東京地方裁判所がある。緊張しながら東京地裁にイン。空港と同じなのかな?手荷物と身体検査をした。周りの人の見様見真似で開廷情報をチェック。そう、私はずっと裁判の傍聴をしてみたかったのだ。かれこれ2年くらい思ってたから、ついに念願叶ったのである。とりあえず傍聴したい裁判は午後だったので、まずは昼飯を食いに一度退散。

霞が関周辺に飲食店が見当たらない。日比谷公園の周りにはきっと飯があるだろうから、まずは日比谷公園を目指す。公園に着き、園内に飯屋があるという事でそこへ入った。品の良さそうなオープンカフェーで、ランチの値段が安い。私は海老フライと牛焼肉の日替わりランチ(米とサラダ付)を頼む。日替わりランチって、何か期待出来ないからいつもは頼まないが、金欠ニートに選ぶ自由なぞ無い。惰性で注文したつもりだったが、これが期待以上だった。多分普通なんだろうけど、盛り付けが良くてそれだけで満足してしまった。食べ終わり、裁判所へ戻る。外は自分が思ってたよりも寒くて、秋らしかった。撮影も段々きつくなるだろうな、と言うか今の自分の精神状態では撮れないなー、とカメラを持ちながらボケーっと歩いた。

裁判所へ戻り、暫くしたらバイトの面接の電話がきた。大好きな作家のグッズ専門のお店だから嬉しい。

今日傍聴した裁判は2件。内容は伏せるが、どちらも薬物関係の裁判だ。一件目は使用しちゃって捕まった人だったが、見た目が普通のおじさん、と言っても顔整ってたからちょっと遊んでそうな雰囲気あった、でもまぁ普通の人が、自分が座ってる傍聴席の向こう側にいるのがビックリだった。何か弁護士の人が裁判官と話し噛み合って無いし、被告もさっき認めた事に弁護士が「いやいや」みたく言ったら、そっちに意見流れるし…こりゃダメだ感が凄く出てた。二件目は薬と暴行・傷害。この人は売人側で、それでの立件と自分の内縁関係にある人への暴行。弁護人質問にはスムーズに答えているけど、検察側からの質問で度々声を荒げていた。見た目も怖いしちょっとビビった。顔はずっと裁判官側を向いていたから、表情は見れなかったが声から察するに、反省の色は感じなかった。

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