リハビリ

今年に入ってから自分の身の回りで色んな事が起き、それを文章にしようと思っていたが、いざ筆をとるとどうしていいか分からなくなる。それが今でもずーっと毎日続いている。不安という物質が体内に入り、一応は消化し、自分の体内の一部、血やお肉と化する。それが嫌で、怖いから文章で発散しようとしていた。だけどそれが出来なかったから、苦しかったし、苦しい。

いま、また無職。金の無い不安を抱えつつ、スマホでバイトを探し、7月の写真展の準備をしている。展示のプリントは写真屋さんに作業をおまかせし、私は諸々を。展示でキャプションを用意する為、その文章を考えている。文章を考えるためにも、日常的に文を書く練習としたかったのに上記の通り、全然ダメだった。だけどもうあまり時間が無くなってきたから、無理矢理パソコンでワードを開き、とりあえず文章を打ってみる。

同時進行で手製の写真集制作をしている。一つは出来て、あとは多くて二種、いや三種くらい作ろうと思っている。多分、出来る。この作業も久々で大変だけど、自分のしたいことを制限無くやれるのは楽しい。過去に作ったものと一緒に展示期間に売ろうと思う。

私の創作活動なんか、カスにもならない事は知っている。自分でも「これらが何になるんだろう」と思うし、そんな事を思っている時点で「やめろ」という声が頭の中でもする。写真も文も、やっていて苦しくなかった。自分の中で何か見つけた感覚になり、それが救いで生甲斐に思えた。だけど、発表しようとすればするほど、自分の浅さを知ることになり、「だから何だよ」と思う事が増えた。自分に酔えるほどの自信が無く、ずっと私は私を疑い続けている。

何でやってんだという気持ちと、辞めたくないという気持ちが同居しながらやり続けている人は膨大にいて、皆ギリギリの状態だと思う。写真始めて歴浅い内に弱音を吐く私は、相当甘いと思う。私がこれ、第三者だったら強めに「やめな?」ってキレてる。だけど人の言う事を聞けないから、辞めない。



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