第７話：明日は休み

「男の人って、みんなそういう目的じゃないの？」

フツーはそうかもな。
俺だってそういう時期はあったよ。

男は、目を閉じ、右斜め上を向いて首の筋肉＝胸鎖乳突筋を緩め、呼吸を腹式呼吸のみに戻し、瞑想＝三叉神経のニュートラル化をする。

60秒程で男は自身の元気な状態を、通常の状態に戻した。

「ええっ！？コントロールできるものなの！？」

まあね。
嫌ってほど修行してきたからね。

「変態！」

むしろ、それしか言われない。

「３回目笑」

温かいお茶淹れてくるよハニー。

お茶を淹れて戻ってくると、彼女は裸でタオルケットに包まった状態だった。

着替えないの？
終電は大丈夫？

「明日は休み」

それは、これからセッションをご一緒する意思表明と見受けられますので、よろしければ抱いて差し上げましょうかお姫様？

彼女は頷いた。

あれ？面白くなかった？

「違う、、、お茶飲みながらで良いから、ちょっと聞いてほしい」

彼女は髪を上げ、こめかみにあるアザ、そして、タオルケットを取り、背中にあるアザを見せてくれた。