事務所の会見に対する個人的な考え

昨今話題のジャニーズの件について、自分の思考を整理するという目的で、文章としてまとめたものがこのnoteになります。

まず大前提として、私は芸能界とは全く関係のない、地方に住む一般人女性です。
また、V6のファンですが、事務所ファンではありません。

今回の件で情報を得た手段は、


・テレビ(主にNHKのニュース)
・新聞(地方紙と日本経済新聞)
・ネットニュース(ヤフー経由、媒体によっては見出しのみのチェック)
・X(旧Twitter)
・家族や友人から連絡


です。

なお、事務所の会見は直接見ていません。
なぜなら、会見か開かれた平日の14時は仕事をしており、帰宅後に2時間、4時間の会見の映像を見る時間の余裕がなく、加えて、かつてメンタルを病んだ経験があり、見ることで翌日以降の仕事に支障が出ると考えたからです。
本来であればすべて見た上で文章とするべきですが、私には私の生活があり、それを優先せざるをえません。
また、V6ファンであるということで、知らず知らずのうちにひいき目になってしまっている可能性があります。

このような状況で情報を手にし、考え、この文章を書いていることを、あらかじめご了承ください。
更に、世代の特徴かもしれませんが、インターネットの情報は玉石混合であり、全てを鵜呑みにしない、という考えでX(Twitter)を利用しています。



2回目の会見における井ノ原さんの発言と記者側の言動、そしてリストについて

最初に述べた通り、個人の事情もあり、会見を全て見てはいません。
そのため、誤った見方をしている可能性がないとは言えません。その点はご了承ください。

井ノ原さんの発言について

さて、まずは2回目の会見における井ノ原さんの「落ち着いてください」という発言についてです。
この発言を取り上げて、井ノ原さんを非難する向きがX(Twitter)内でもかなり見られます。
また、ネットニュースの見出しでも、井ノ原さんの発言がよろしくないと感じさせる文言が見られます。

しかし、人間の発言や行動は、必ず外部からのアクションによって生じるものです。
例えば、相手から「こんにちは」と挨拶をされた場合、『挨拶をされた』という外部アクションを受けて、「こんにちは」と挨拶を返します。
逆に自分から挨拶をする場合は、『挨拶をするべき人が前にいる』という視覚による情報が外部からのアクションとなり、「こんにちは」と挨拶の言葉が出てくるのです。


なぜこのようなことを言うかというと、私は芝居の経験があり、演技をする時は相手の話をよく見て台詞を聞きなさい、と言われてきました。なぜなら、人間はそれを日常生活では無意識下で自然にやっており、演技をする際にそれを意識しなければ、嘘の演技になってしまうからです。


だから、井ノ原さんの「落ち着いてください」という発言や記者の方々の拍手の前に、必ずきっかけとなった外部からのアクションがあると思ったのです。
そこで、家族・友人にその場面の状況を聞き、さらに偶然でしたがニュース番組で該当部分を(編集されていましたが)が見ることができたので、発言まで、そしてその後の拍手に至るまでの経緯を文章にして確認していきます。



記者側から拍手が起こったのは、井ノ原さんの「落ち着いてください」の発言がきっかけです。
ではなぜ、井ノ原さんは「落ち着いてください」と発言したのか。
井ノ原さんの発言前、記者の方々の方はざわざわしており、なにやら怒りを含んだような声が上がっていました。
つまり井ノ原さんは、ざわざわとしている記者の方々の様子を受けて、「落ち着いてください」と発言したことになります。

では何故、記者の方々の雰囲気がざわざわとしたものになったのか。
この直前、とある記者の方が当てられていないのに話し始めるということが起こっていました。
記者の方々のざわざわした様子はそれを受けてのものでした。
それを時系列に並べると、以下のようになります。



当てられていない記者が話し始める→他の記者の方々がざわざわする→記者側から怒りを含んだような声が上がる→井ノ原さんが「落ち着いてください」と言う→記者の方々が拍手



井ノ原さんの発言まで、これだけのプロセスがあり、それぞれがそれぞれの外部からのアクションに反応していった結果が井ノ原さんの発言であり、記者の方々の拍手であると考えられます。
そして、先程の時系列に沿って考えると、井ノ原さんがあの発言をしたのは、記者の方々がざわざわし、怒りを含んだような声を上げ始めたからだと分かります。
併せて、記者の方々の反応の起点となったのは、『当てられていない記者が話し始める』であることも分かります。
ということは、井ノ原さんの発言は、『当てられていない記者が話し始める』ことがなければ、起きえなかったとも考えられます。


記者側の言動について

次に、記者側の言動についてです。
記者の方々の拍手については前段で話をさせてもらったので、ここでは『当てられていない記者が話し始める』についてのみ話をしていきます。
なお、NGリストに載っていたから当たらなかったという主張もありますが、司会者の方がリスト関係なくその場で判断したとのコメントがあったので、その上で話していきます。

『当てられていない記者が話し始める』についてですが、当てられないからこそ話し始めた、とも推測できます。
しかし、あの会見場には約300人の記者が集まったとの報道がありました。
その中で司会者から指名されるのは、そう簡単ではないと思います。
ですが、司会者からの指名を受けてから話し始めるのが、あの会見の場での前提であったはずです。
その前提を無視して勝手に喋りだす記者がいた場合、前提を守っている他の記者からしたら、苛立ちを感じるでしょうし、その分時間が経過してしまい、自分が指名される可能性が低くなってしまうかもしれません。
だからこそ、記者の方々はざわざわして、怒りを含んだような声を上げ始めたのかもしれません。

報道番組で見たその場面では、少々殺伐とした空気が私には感じられ、現場ではもっとその空気が強く感じられただろうと推測できます。
そんな空気になったから、井ノ原さんは「落ち着いてください」と発言したのではないでしょうか。
そして、記者の方々は『当てられていない記者が話し始める』状況に辟易し始めていたからこそ、その状況を正す井ノ原さんの発言に拍手をしたのではないでしょうか。


リストについて

最後に、会見後に発覚したNGリストについて。
そのようなリストが存在することに関しては、ここで是非を問うことはしません。
なぜなら、私は記者会見を開いたり参加したりするような仕事をしていないから、これ以外の会見でどうなっているのか分からないからです。
また、事務所、コンサル会社、司会者のコメントを是として話をしていきます。


3社のコメントを総合すると、
コンサル会社がリストを作り、事務所は事前の打ち合わせでその説明を受け、使用を断った。ただ、リストは当日司会者に渡されたものの、事務所の意向を知っていたので使用しなかった。

でしょうか。

私がこの件を聞いて最初に思ったのは、


「このコンサル会社の情報管理、大丈夫……?」

でした。

個人的に、情報の扱いがとても厳しい仕事をしていたので、そこが一番信じられませんでした。
故に、顧客やそれに関連する情報は、機密情報という認識でいます。


しかし、会見場に入ってきた人物の一人はそのリストを隠せておらず、その後リストの写真とメールのスクショがX(Twitter)で流出し、関係者の話が週刊誌に取り上げられていました。
(ただ、リストとメールのスクショの出所は分からなかったですし、週刊誌報道は事務所が即座に否定しています)

コンサル会社は、商品を売る会社ではなく、目に見えないサービスを提供する会社だと私は考えます。
目に見えないものを扱う企業において、一番大事なのは信用です。
今回のコンサル会社の情報管理の杜撰さは、その信用を失わせてしまうものにならないのでしょうか。


正直、自分が社長なら、このコンサル会社にコンサルティングをお願いするのを躊躇います。
というか、契約しないと思います。
自分の会社の大事な情報を、情報管理が杜撰なところに預けたいとは思えません。
なお、リストをめぐって井ノ原さん含めた事務所、そして司会者の方が非難を受けています。

最後に

ここまで、なるべく冷静な視点で書いてきましたが、内容に賛同してくださる方、反対される方、いらっしゃると思います。
あくまで此処に書いたのは、私個人の考えです。
人によって見方や考え方は違って当然ですので、それは一向にかまいません。
こんな風に考えている人がいるんだ、ということだけ認識していただければと思います。



最後に、自戒も込めて、イエス・キリストのあるエピソードを。

《イエスがある村にやってきた時、不倫をした女性が石を投げられる罰を受けていた。
イエスは石を投げる人に対してこう言った。
「今まで一度も罪を犯したことのない人だけ、彼女に石を投げなさい」
すると、彼女に石を投げる者は1人もいなくなった。》

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