二匹の猫と楽しい毎日ー9(子猫とそらの対面)
【前回】妻の友人の洋子さんが子猫を置いて帰った。
「どうしよう」
僕は思わずつぶやいた。
「<そら>の時とおんなじようにすればいいのよ。ミルクや缶詰もあるでしょ。それからベッドだって<そら>のお古があるから」
妻は当たり前のように言った。
少しして子猫が目を覚ました。
箱から出して、そっと畳の上に置いた。
「みゃあ~」
可愛い鳴き声。
思わず笑顔がほころぶ。
・・・と思ったとき、突然後ろで
「シャー」
という音が聞こえた。
振り向くと<そら>が口を大きく開けて威