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東京に、住む気がない。

片道1時間半を、
20年。

中学校、高校、大学と
ずっと東京都心部に通っていた。
片道1時間半かけて毎日のように
行ったり来たりしていたし、
いまもそうなのである。

中・高では何故か毎年
住んでいる場所調査みたいなのがあって、
担任の先生に『何々区に住んでいる人〜』と訊かれ、
挙手制で答えるのだが、
都民でない者は48人中1人か2人。
更に、千葉県・神奈川県の人口の多い都市名が読み上げられるが、
全く手を挙げないわたしは、
最後の方に『どこに住んでいるのだ・笑』みたいな空気になって、
『いま読み上げた場所に住んでいない人は、
こちらに市名を書き込んでください』と言われ、
1人立ち上がり書き込みに行くということを繰り返してきた。

持ちネタみたいな状態だったので、
笑いが取れて楽しい時間であった。

最高の強者は、
群馬県民であったのだが、
遠さに関しては、2位だったと思う。

会社に入ってから、
『1時間以上かけて、通学とか通勤とか、ありえない』と言われ、
初めて「あ、この環境って、かなり不遇に思われる?」と気づいた。

一時期、
「あの通う時間さえなければ、
もっといろんなことが出来たのに!」と思った事も
勿論あったのだが、
いまはどう考えても、
あの時間に読んでいた本と
聴いていた音楽と
誰にも邪魔されない思春期の思考時間が
いまのわたしを作っているに
他ならないとわかってしまったので、
結局時間の使い方は本人に委ねられていて、
どこで何をしていても、
時間が全部自分のものだとわかっていれば、
無駄になることはないのだな、と思っている。

いまは、
スマホもあるし、
あの通う時間でさらに
3倍くらい早く調べたり、
書いたり、
尊敬する人のリアルタイムな意見に触れたり、
交流したりできるのだから、
すごい時代になったな〜。


都内に住む気は、今もない。

と、いろいろあって、先日気付いた。

空が広かったり、
何にもない芝生広がるおっきな広場が近くにあったり、
駅が全然混まなかったりしないと、 
暮らせない、、、と思うようになってしまっていた。

そしてなにより、
成田山みたいな、ひろーい敷地の神社仏閣。

近くにあって欲しいと考えているので、
都内でこの条件を満たした上で、
会社に通いやすい場所を考えることになるのだが、
これが非常に難しいのである。

なので、都内での家探しは諦めてしまった。

ここまで考えていると、
地方に住んだ方が住みやすいとわかっているので、
最悪会社のことはさておき、
地方に引っ越してしまうのがいいだろう、とは、
思っている。

どこがいいかなぁ。
Airbnbを利用して
いろんなところを見てみたい。


それにしても、
大手町とか
永田町とか
国会議事堂前とかの駅を歩くと、
背中や肩のあたりが重くなるような感じがするのだけど、
あの現象は何なんだろう。

わたしだけ?
ただの歳かしら?



しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!