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はなまめと本。『来世は他人がいい』2巻 小西明日翔

まず、お伝えしたい。
この題名という名の、重量級の弾丸についてを。
あまりにも胸を撃ち抜かれる言葉選びではないだろうか。

『来世は他人がいい』

って!

「え!?何があったん!?」ってなりますよね。
(関西人ではないけど。。。)

溺愛、求愛、偏重愛で、愛が重い!というのを体現している、
関東ヤクザの若頭・霧島は、
クドさを通り越して、
その頭のキレっぷりに痺れてしまうほどの強烈な個性の持ち主。
霧島に愛され振り回されること山の如し、
肝の座り方が尋常でない、
関西ヤクザの孫娘、吉乃。
2人の、
恋と呼ぶにはあまりにも命の担保が重すぎる、
奇妙な関係性の物語。

1巻目で感じたスピード感は、
2巻目でも健在。

台詞の切れ味が鋭く、
間の取り方が素早いので、
読んでいてスピード感が出て、
全く飽きない。

2巻目の終わり頃には、
吉乃の取り合いになりそうな雰囲気が出てきていて、
とても楽しみだけど、
とても怖い。

だって、
「けんかをやめて〜」っていう
竹内まりやの歌みたいな柔らかいところが
全く無いのだもの。
「わたし〜のため〜に争わない〜で」っていうか、
それ、抗争だよね、もはや。っていう、
血の臭いを感じさせるような空気があるもの。

それにしても、
3巻が俄然楽しみ。
そして、
さっき知ったのだけど、
特装版が出ているらしい。

この特装版に付いてくる小冊子、
読み応えが抜群らしいので、
こちらも買おうかしらと検討中。

本人のTwitterあるの知らなかったので、
追記。


しろくまʕ ・ω・ )はなまめとわし(*´ω`*)ヨシコンヌがお伝えしたい「かわいい」「おいしい」「たのしい」「愛しい」「すごい」ものについて、書いています。読んでくださってありがとうございます!