ロングスリーパー・オレ

この言い方、
タイムリープする人みたいで
カッコいい。

なんて事はさておき。

どのくらいの睡眠が必要か？

その時間、ざっと10時間である。

父水木しげる。自ら公言していましたが
「眠りに弱い」のです。

とにかくよく寝る。長く寝たい。
所謂ロング・スリーパーだったんですね。

これは遺伝すると思う。
私も妹も、そして孫もロングスリーパーなのだ❗️
孫はかなり悩んでる。勉強も遊び時間も友達より短い。人生損してる、と。

— 原口（水木）なおこ (@mizuki_naoko_) January 22, 2020

この間、
このTweetを見て思い出したのだが、
昔、水木しげる先生が
『10時間睡眠してる』って読んで、
オレは自分を許したのだった。

何故急に一人称がオレなのか。

睡眠に関して何か言う時、
周囲の反応が結構大きなジャッジを含む
気がするからである。
ちょっと強気に出とかないといけない。
すぐ自分に自信が無くなるのである。

10時間は寝ないと本調子になれない。

気付いていたのだが、
10時間も寝ないといられない人が
周囲にほとんどいなかった為、
あんまりに寝るのが過ぎるんじゃないかと
ずっと思っていた。
寝るって『怠惰』だって
思ってる人も多かったし。
なので、
水木しげる先生が『睡眠のチカラ』という
2ページマンガで、
「自分はどんなに忙しくても十時間は寝ています」
「睡眠をバカにしちゃあいけませんョ」
「眠っている時間分だけ長生きするんです
　幸せなんかも“睡眠力”から湧いてくる」
と言っているのを見た時、
頭を殴られたみたいに激しく
目の前が明るくなって
許されたような気がしたのだった。

それなのに
先のTweetを見た時、
長い社会人生活で
どことなく
また自分を責めていたことに
気付いた。

いや。

もういいだろ。

10時間寝たいんだよ！！

世の中の7時間睡眠健康説なんて知るか。

オレは10時間寝るんだ！！

10時間の睡眠を優先するとなると、
かなり制約が出てくることがある。

当たり前だ。
1日は24時間。
半分近くは
寝る必要があるって事なのだ。
（正直なことを話すと、
12時間くらいなら余裕で寝られる。）

朝起きれない事はざらだし、
休みの日に誰かに会うより
睡眠を優先したくなってしまうし、
旅行は10時間睡眠を理解する者を
伴としなくてはならない。
（もちろんあまりいない。）

しかし、
この10時間睡眠を自分に許すと
無理をしなくなるので
ストレスが溜まりにくくなるのだ。

もうお分かりだろうが、
毎日同じ時間に通う事が
絶対に出来ないので、
シフトでしか仕事が出来ない。
フリーであればなお良し。
学校はかなり辛かった。

いま仕事の日は
毎回10時間睡眠が出来る
わけではないが、
その分
休みにいっぱい寝ることが出来るよう
予定を組めるので
特に問題はない。
が、長く続けているうちに
「なんかごめんよ」と思う気持ちを
積もらせてしまっていた。
「いっぱい寝る」を最優先にしていると、
断ることが多くなるからである。
そして、
断る時に「寝たいから」と言う理由を
公に宣言してはいなかったのだ。

だって、
「いや、寝たいから」って言ったら
「は？」ってなる事もあるでしょう。。。？

まぁ、「は？」って言わない人しか
そばにいなくなるんですけれどね、
最終的には。

先に出したTweetを見た時、
何に一番心が動いたかというと
『ロングスリーパー』という言葉だった。

「10時間睡眠が必要なんだ」より
「わたし、ロングスリーパーなんだ」の方が
なんだかすごく楽しく感じられたのである。

これは「横文字ってなんかカッコいい」という
阿呆みたいな事なのかもしれないが、
実際すごく楽しく感じちゃったのだから
もうこれは仕方がない。

これからはもっと積極的に言おう、と
思ったのだ。

「わたし、ロングスリーパーだから、
ここの休みは会えない」って！！！