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ヨシコンヌフィクションヌ【詩と小説】

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ヨシコンヌが書くフィクションです。
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#2000字のドラマ

真昼間、バス停。

真昼間、バス停。

 画材道具を背負った背中が、重い。
 前に抱えた小さな命が、熱い。

 赤ん坊は胸の前ですやすや眠っていた。必死にあげた乳が思いのほか出て、彼の顔をびしゃびしゃにしてしまったが、溺れることはなく、乳首に食らいついて一生懸命吸い上げてくれた。乳と満腹が効いたらしく、多少動いても背中のキャンバスリュックがガシャガシャ鳴っても、起きなかった。

 見上げた時刻表には余白が多く、次のバスまでだいぶ時間があ

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