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私はラッキガール。笑顔が人生を変える。

hanalove(はならぶ)には、「歯がならぶ」という言葉で、自分のすぐ近くにいる歯という存在を愛(love)してほしいという意味が込められています。
今回は共同創業者の1人であるあきにゃんこさんにお話を聞きました。
あきにゃんこさんの人生におけるポイントは以下の記事にまとまっています。

起業するまでの私の人生

これまでどんな体験をしてきたか、日々どんなことを考えながら生活しているのかお聞きしました。

自分がラッキーな人間あることを忘れていた

最近思い出したことがあって。
20代の頃は、自分がラッキーだってことを理解していたんですよね。
とにかく必要なものは向こうからやってくる感覚があって、しかもそれに気づけていた、「私はラッキーガール!」だって。
それをここ数年忘れていた自分に気づいて。「私はラッキーガールだ!」って思い出したできごとがあって。

-それはどんなことがきっかけで思い出したんですか?

とある友人にめちゃくちゃラッキーな人の話をされたんです。その人はとにかく幸運を引きつけるみたいなよくある話なんですけど、そのときになんかイラッとしたんですよね(笑)
いやいや私の方が絶対ラッキーだって。
そのときに最近のできごとを振り返ったときに起きていた幸運に気づけてない自分に気づいたんですよね。
そのときから自分のラッキーに気づけるようになって、周囲への感謝の気持ちが芽生えてくるようになりました。

-そんな風に感じるときって、内省をしている感覚なんですか?それとも気づかされる何かが必ずあらわれるんですか?

それすごくいい質問ですね(笑)大好きな質問です。
私が世界を旅して思ったことは、私の成長って世界中の人々がさせてくれた成長だと思っていて、それは子供とか大人とか関係なく本当にいろんな人。
私が気づかなければいけないことに目の前の人が気づかせてくれる感覚なんですよ。もちろん、相手は別に私に何かを気づかせようなんて思っていなくて。でも、私が間違った考え方とかそれ違うよってなったときに必ずどこからか使いの者がやってくる感じなんですよ。しかもその使いは人だけじゃなくて、雲みたいな自然のこともあるし、万物なんでもって感じ。

ブラジルでのおばさんとの出会いが笑顔の大切さを教えてくれた

-特に印象に残っているできごとってあるんですか?

ブラジルのたった1人のおばさんとの出会いがすごく気づきを与えてくれたんですよね。しかもそのおばさんがやったことはバスから降りてきた私に「ウェルカム、ブラジル!」って言っただけ。
そのとき私はすべてに気づいた感覚になったんです。

-そのとき何を思ったんですか?

そもそも、南米を旅する中でバスで長時間移動するんですけど、思考を巡らせることが多くあって、今でいうマインドフルネスのような感覚なんですけど、思考と感情を切り離して、しかも感情は自分でコントロールできるものではなく勝手に湧き上がってくるものだってことに気づいたんです。
要するに自分を観察できる状態になったんです。「あー、いま私は怒っているな。」ってことに気づいて、気づいたことで怒らなくなってことができるようになって「私って無敵じゃん!」ってなったんですよ(笑)
そんなときに一緒に旅をしていたチリ人の女性にめちゃくちゃムカつくできごとがあって、しかもそのときは感情と思考を同一視していて全然自分を観察できてなかった、つまり全然無敵じゃなかったんです(笑)あのときはイライラしている自分にすら気づいてなかったんです。
そんなときにバスから降りた瞬間にさっきのブラジルのおばさんに出会ったんです。
「ウェルカム、ブラジル!」って。
ハッとしましたね。感情と思考を切り分けて考えられるって思っていたのに、全然できてなかったって。なんて無駄な時間を過ごしていたんだって思ったんです。
でも、そう後悔した一方で笑顔ってめちゃくちゃすごいなって感じたんです。私が闇の中にいたことに気づかせて、しかもその日1日いいことしかなかったんですよ。そのおばさんの笑顔はその瞬間だけじゃなくて、その日1日を変えたんですよ。
そのときに思ったんですよ「あれ?笑顔で過ごしたら人生変わるんじゃないかな。」って。「笑顔ってなんてすごい力を持っているんだろう」って。

困難は人生のエッセンス

-笑顔でいても困ったことはおきますよね?

もちろん生きていると大なり小なり困ったことがおきます。でも、それは人生のエッセンスとして必要なんですよ。そこでブスッとした顔で過ごすのか、笑顔でどうやって乗り越えようって考えるのかで人生は全然違って見えてきて、笑顔でいると助けがやってきて簡単に乗り越えられると思ってます。
その後の旅でも、困ったときにいろんな人が助けてくれました。それは私が笑顔でいたからだと思っています。パラグアイではある男性に「あなたといるととてもハッピーになる!」って言われましたよ(笑)

-ちょっとしたことをきっかけに自分をポジティブな方向に持っていけるのって何故なのでしょうか?

気づいているっていうことがすべてだと思います。
何も考えずに生きるのか、いまある状態をどうしてこうなのかって考えて生きるのか。そして、自分に何が起こっているのか気づいているかどうか。
どうやったら気づけるのかという質問なのであれば、1つ答えはあって、先ほど話した感情と思考を観察するようになってから自分の中で変化があったかもしれないです。

-感情と思考を切り離すという考え方はよく言われることだと思うんですけど、なかなかできるものじゃないと思うんですけど。

それができるのは、頭の良さみたいなものは関係なくて、体験ですね。
体験にも2つパターンがあって、ただ何となく体験しているものと、体験をリアルに感じているものがあって。例えば、会社で何か頼まれたときに、それを作業としてこなすのか、味わうのかの違い。人間って嫌なことは味わうと結構辛いので味わうこと自体を心の奥底にしまったりすると思うんですよ。でも、私はそれはやらなくて、辛いときは絶望をちゃんと感じている。共同経営者にも感情を剥き出しにしますし(笑)

そのときにちょっと考えるんです。人の本質的な存在って愛だと思っていて、その愛という存在がこのできごとを対応したらどうなるんだろうって。頭で考えたら、感情を剥き出しにするとことで限界。ただ、私が愛の存在だったときにどういう風に思ったり、相手にどうすることが愛なんだろうって思うんです。それができない自分に苦しんだりするけど、責めたりはしない。

心が人生に彩りを与える

-何か言い残したことはありますか?

結局、何を感じるかってことなんですよ。私という人間が結局何を楽しんでいるかって、自分の心を楽しんでいるんですよ。
心がなかったら、起きたできごとはただそれそのものでしかなくて、心があるからうれしかったり、悲しかったり、色が出ると思うんです。
心が苦痛の原因になることもあるけど、素敵な彩りであることは間違いないです。

編集後記

言っていることに統一感がないようで、めちゃくちゃ1本の軸があるんですよね。あきにゃんこさんといると周りの人たちがみんな笑顔で、もう1人の共同創業者が惚れ込んだ理由がわかった気がしました。

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