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オーケストラ練習〜学び多き感想戦〜

2月のオケ祭りが、とりあえず一段落。
しばらくオケの練習はぐっと少なくなるのですが、月1回練習の古典オケは通常営業のため、練習(=合奏)に参加してきました。

しかし、先月本番を終えたばかりで、次の曲も決まっていないのに…一体何をするのか?と思っていたら。
「感想戦」なるものをする、と。

「感想戦」、将棋の対局後、内容を振り返ってやるやつですね。

私たちは、先月の本番を振り返って、
・上手くいったこと
・上手くいかなかったこと
・なぜ上手くいかなかったのか
・どうしたら上手くいったのか
といったことを考えて練習する…のだそう。

これまでいくつかのアマオケにお世話になってきましたが、感想戦をするのは初めての経験。
どんな流れになるのだろう、と思いつつ参加しました。

練習内容はピアノコンチェルトはやらず、序曲と交響曲の振り返り。

コンチェルトが難しくて必死&本番から1ヵ月経っている&間に他の本番も挟んだりしたものだから、本番での序曲や交響曲の演奏について、だいぶ記憶が曖昧な私…だったのですが、とても学びの多い練習となりました。

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まず最初に先生が仰ったのが、感想戦(振り返り)の大切さ。
プロオケでも、同じプログラムの公演を何回もすると、よりブラッシュアップされた演奏になっていく。
アマチュアもやりっぱなしでなく、本番の集中力をもって演奏した曲を振り返ることにより、さらに深い学びが得られるし、上達 もできる、と。

たしかに。
勉強だって、試験を受けた後、どこができなかったかを見直すことって大事だしね。

と、振り返ることの重要性を認識したところで、1ヵ月ぶりにベートーヴェンの交響2番を。

本番を経て、これまでの指導で先生が仰っていたことが、やっとなんとか理解できるようになっている私たち、オケメンバー。

本番に向けて一生懸命練習するのはもちろん大切ですが、本番で集中して演奏することによって得られるものの大きさと、その後に振り返ることで身につくものがある…ということを実感しました。

もともと少人数の団体ですが、今回は本番後ということもあり、いつも以上に少人数での練習。
それもあって先生も、色々な話を、いつもより細かいところまで、丁寧に話して下さって、興味深く、学びの多い時間となりました。

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さらに個人的に、大きな気づきと課題の発見もあって。
それは2ndフルートとしての役割について。

私は(序曲と交響曲)2曲とも、2ndフルートだったのですが、2ndフルートの役割をしっかり理解して演奏できていなかったな、と。

本番は、2ndフルートはどのように吹けばいいのか…と考えてみるものの、結局1stフルートに寄り添うように吹く以外のことはできませんでした。

今回の練習は少人数だったこともあり、先生から2ndフルートの吹き方についても、より細かく説明があり、2ndがもっと歌い込むべきところや、1stの音とぶつかるのを聞かせるために、2ndが音を張ったほうがいいところなど、具体的な指示も。

その流れで、先生が、「上手な2ndフルートはこういうところをすごくよーく歌うんだよ。語弊があるかもしれないけど、1stなんて誰でもできるから」
と、2ndの役割の難しさ(あるいは大切さ)を表現されたのが…刺さりました。

2nd奏者の役割について、1stとは違う…ということぐらいは、わかったつもりでいたけど、全然わかっていなかったんだな〜
うまい2ndが吹けるようになりたいぞ。

そして、もう一つ。
ぜったい覚えておこうと思った先生の言葉が「隣でまた一緒に演奏したい、と思われる演奏をすることが一番大事」というもの。

どれだけ達者に吹けても、自分勝手な演奏をしていてはダメということですね。
(演奏技術のみを評価されて、また一緒にやろう、と誘われることもないとは言えませんが…)胸に刻み直しました。

それにしても、学びの多い練習だった。
オケの中で良き2nd奏者として、役割が果たせるようになる、という目標もできたし。
参加して良かったです。

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