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【How to】刺繍で波を表現する。ボタンホールステッチの活用例。

こんにちは、はなこまちです🌸

夏といえば海!
いつか海辺を刺繍したいなと思っていましたが、波の表現に悩んでいました。
そして閃いた、とっても可愛い表現方法‼︎

活用次第で刺繍の幅もぐんと広がりそうなステッチを皆さんにシェアします🌊

【完成イメージ】
このブルーの組み合わせも個人的には最高!夏カラーはよくオリムパスさんの刺繍糸を使います。
(メーカーごとの刺繍糸についてはまた別記事で)

使用ステッチはボタンホールステッチ。
ボタン取り付けの際に縁かがりにも使用されますが、今回は普通にステッチの一部として取り入れています。

2段になっているところが少し応用編かな?
ゆっくり画像で解説するので、やっていることがわかれば実はそんなに難しくないです(^^)

では、解説スタート!

1段目

針を出す位置はここ。
T字部分から5ミリほど離して、
縦の直線上に針を入れます。
【ポイント】糸は引き切らず、たわませたままでok!
T字の交点から針を出します。
出した針にたわませたままの刺繍糸を引っ掛けます。
糸を引きます。
45度の角度で糸を引っ掛けるようにすると
うまくいきます。
これで1区画刺せました。
次からはT字から5ミリ離した直線上に針を入れて、
T字の交点から針を出して、
たわんだ糸を引っ掛けるようにして
45度の角度で糸を引く。
これを繰り返していきます。
刺し進めるとこんな感じ。
裏部分は縦に糸が等間隔で並んでいればokです。
最後まで刺せたら、
図案の通りに針を入れるだけで大丈夫。
これで1段目のボタンホールステッチができました。

※残りの直線部分はバックステッチなので割愛します。

2段目

2段目はちょっと特殊。でも慣れればやっていることはシンプルです!

針は1段目と同じ位置から出します。
横糸に針をくぐらせて
(刺繍糸を割らないように、布と糸の間に針を通しましょう。)
針に糸をかぶせます。
針が糸の上にくる!
糸を引いていきます。
引く角度は斜め45度。
輪が小さくなるくらい。
ふんわり糸を引きます。
横線一本に一度針を通すイメージで、1区画ずつ繰り返します。
糸を引きすぎるとこのクルクルが見えなくなってしまうので、優しく引き締めて。
(力加減はお好みで。)
刺し進めるとこんな感じ。
2段目のクルクルが浮いているのが気になるかもしれませんが、
刺し進めていくと布側に倒れていくので安心してくださいね。
最後の横線までしっかり刺します。
針は1段目と同じ刺し終わりに刺しています。
これで2段目が完成です!


完成!

ブルー2色で刺繍する波の表現いかがでしたか?

水はたくさんの空気を含むと白っぽくなるので、私はこのような配色をしてみました!
同じ色で刺繍するとレースのような表現も出来るかと思います✨

3段目、4段目…段数を増やすとどんな雰囲気になるのだろう…!

ボタンホールステッチ、アイディアが広がるステッチだなと感じました(^^)


波の表現を解説した図案【海辺と貝殻】は近日中にPDF図案にて公開予定です。

夏にぴったりの図案ですので、ぜひこちらの解説も見つつ刺繍してみてくださいね!

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