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私の執着

足は一つ

父は私が靴を買うたびに言う。


小さい頃から靴売り場なら何時間でもいれる。

綺麗な色の靴が好き。


白、黒、ベージュはほとんど持ってない。


そんな私の足は21.5〜22cm。

間抜けの小足

幅が狭く、薄い足。

親には執着と言われるほど靴が好き。

合う靴が少ない分、合う靴が見つかった時の嬉しい気持ちは好きな彼に出会った時のような気持ちになる。


最近の靴は幅が広い物が多い。デパートの靴売り場でも合う靴はほとんど無い。

東京の決まったお店で靴は買う。

小さなお店だが、靴選びに数時間いる事もある。

サイズや形、合いそうな靴を試着していく。私の前には10足近い靴が並ぶ事もある。

そうして選んだ靴を数足、多いときは送ってもらう。

靴を買うと気持ちは満足感と幸福感でいっぱいになる。



私はピンクや黄色、水色、赤など色がある靴が好き。



小さい足を私は気にいっている。


小さい分、どんな色を履いても可愛く見える。

私は6〜9cmのヒールを選ぶ。

犬の散歩や山登り、神社、仏閣巡り意外はほぼヒールでいる。


私の譲れない美学


いつまでも綺麗にし、汚いおばさんにならないようにしていたい。

子供のいない私は楽な格好に走ればただの「汚いおばさん!」

子供がいるから‼️と言う言い訳ができない。

「子供がいるからヒールはねー」と言われることもある。

あえてそんな事言う必要はないのに履かない言い訳をしてくる。

いつも子供と一緒じゃないのに?と思うが、「そうだね!」ととりあえず言っておく。

心の中でヒール履けばいいのに!なんて思うが口にチャック!


私にとってはヒールを履く事で女性であり続ける喜びと満足感がある。

自転車で通勤してもヒールは欠かさず履く。

ヒールを履く自分が好きであり、自信を持てる私のアイテムでもある。

自分が少しいい女ではないか?と錯覚する事もある。


何が欲しい❓

そう誕生日になると聞く両親。

私が答える前に「靴でいいの❓」という。

このやりとりをもうかれこれ30年以上しているな!と思うと何だがおかしくなる。


私はヒールを履き今日も自信を纏って仕事に!遊びに!行く。


いつまでもヒールが似合う女性であり続ける!そう心に言い聞かせ今日もヒールに自転車を漕ぐ自分もまた好きである。


ヒールを履く自分に酔う私をちょっと可笑しく、でもそんな自分がやっぱり好きだったりする。

靴は私に栄養を与えてくれる!










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