ニューヨーク単独ライブ「そろそろ、」見た
単独ライブを配信で見ました。
台風が直撃して、実際に行く予定だったのをキャンセルして。
配信は明日まで、とのことで、
感想を書いておく。
漫才:休日の過ごし方
男すぎる休日の過ごし方をする嶋佐さんを追っていく。
男女差を扱ったネタが多いニューヨークだけど、
まだまだあるんだ。
観察が深くて鋭くてわくわくした。
最も共感したのは
たけし周りの男たち
のところ。
たけし映画を一本も見てない私としては
なんで芸人さんがあんなに好きなのか
そしてなんかちょっと怖い感じがするのか長年の謎だ。
たけしさんは色気があって茶目っ気があって、全盛期は魅力がすごいことは分かっている。
だが周りの人たちについては本当にミステリー。
コント:男性アイドル
男性アイドルグループとマネージャーらしき雑用をする謎の女性のコント。
なにこれ。すごすぎるんだけど。
すごく今、だった。
どれだけのリアリティがあるのか、わからんのだけれど、
アイドルの方々のピュアで平和な感じはよくわかるので、
この切り口は「!」となった。
不気味なのは、女性が話を待つ間なんかずっと食べてるとか
引き笑いが独特とか、体の形とか
妙なリアリティがあることだ。
コント:親子
ウルフカットのやんちゃ小学生のバッググラウンドについて
一度となく妄想したことのある私ですが、
こんなパターンもあるかもしれないな、という妙な説得力。
親は子供のことを思っている。
でも、この偽ヤンキー父さんの失敗は
自分の経験値にないヤンキーを「楽しい」「楽」と勘違いしてしまったことだ。経験したことないから、わからなかったんだね。
悲しくておかしい。
切なくて、面白いが混ざったいいコントでした。
漫才:違う世界線のあっちゃん
たとえ売れてなかったとしても
幸福度の高そうな芸人、という視点なんだろうけど
売れていない世界線、私には見えないのに
ここまで想像が広がるのがすごかった。
ところで、
昔、吉本がやっていた配信番組(よしログ)で
オリラジとニューヨークのクロストークがあって、
ニューヨークの単独見たばかりのあっちゃんが
ホカホカの感想をノートに書き留めて、
ひとネタずつ読み上げていた。
お笑い大好き少年のように目がキラキラしていたな、あっちゃん。
当時はオリラジ売れまくり、で、ニューヨークはたぶん5年目くらいだったと思う。あっちゃんはこのネタ見てどう思うかしら。
笑ってくれそうだな。
VTR:ティックトックでバズろう
これ、単独初期の頃に見たみなさんは、
よく黙っていたな、って思いました。
検索しちゃった。この後。
コント:神社
同じお笑い養成所に通うふたりが
偶然神社で運命的な出会いを、、、、。
何かが始まりそう、って思うんだけど、
そんなことより、
養成所生のふたりが、
特に嶋佐さん演じるあいつが、生々しくうざすぎて
とても楽しめた。
屋敷さんのお笑いオタクのキャラも、
ところどころ背伸びやイきりが見えてリアルでいいんだよな。
あの二人の今後が気になる。
けっこうお笑いファンに認知された後、
惜しまれつつ解散とか、しそうなんだよな。
漫才:テーマソング
ラップでテーマソングを歌ってみる。
怖い怖い歌詞で大変楽しかった。
強めのフィメールラッパー好きですけどね、私は。
なぜかめっちゃ笑っちゃったけど。
コント:仕事ができる上司
ギャンブル依存症の芸人たちを彷彿とさせる
嶋佐さんのキャラクター。
芸人さんがどうして、あんなにギャンブルでギャーギャーいうのか
私は、まったく理解できてはなかったんだな、と再認識。
こうやってコントで見るとより客観的にみることができて、
やっぱり変だな
って思うし、
何かに依存している人を外から見るのは、
大変失礼ながら
面白いもんなんだな。異常性がとても興味深い。
全ネタ感想終わり。
ニューヨークの思っている「面白い」ことは本当に面白い。
ああ、面白な、って、独り言をいったよ。
嶋佐さんが宣伝で「俺らシャバくないんで」って言っておりましたが
シャバくない
とはなんだったのか、いまだにはっきり意味がわからない。
ただ手抜きや媚び
が一切感じられない
ギリギリまで攻める姿勢がとても素敵でした。
直前まで6000円だし貧乏だし、行くのを迷っていたけど、
見てよかったし、
ライブで見たほうがきっとテンションあがったんだろうな
とも思いました。
見れば、すっごくいいんだよ。
それがもっと広まればいいよね。
寄席やテレビじゃ
このクオリティのネタを気軽に見ることができない、
ってなれば一気に価値がでそうだけど。
寄席でもテレビでも見れるしな、って思われるのかしら。
見ることができるのは明日までだそうなので、
もう一回繰り返し見てみました。
みなさんの感想も参考に読んだりして、
そうなると、また違った視点もあって、よかったです。
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