利用者急増の影に潜む婚活アプリ・サイトの被害。危険を避けて上手に婚活する3つのコツ
婚活サイトやアプリを利用して交際、結婚する人は年々増加しています。
一昔前までは「ちょっと怪しい」イメージのあったネットの出会いですが、はばかることなく利用できるものになりました。
その反面、結果に結びつかず辞めてしまう人や、トラブルに巻き込まれて退会する人も増えています。
とはいえ婚活アプリやサイトは、料金が安く手軽に始められるので、婚活の第一歩としては適しています。
そこで結婚相談所カウンセラーが見た、婚活サイト・アプリの安全な使い方について優しく紹介したいと思います。
婚活サイトってどれくらいの人が使ってるの?
一説には利用者数1,000万人とも言われていますが、注目すべきは利用者の伸び率です。
下のデータは、独身者の婚活サービスの利用状況を示すものです。
婚活サービスごとに利用経験割合をみると、ネット系婚活サービスが伸長し、全体を底上げしている。ブライダル総研
結婚相談所や婚活イベントがほぼ横ばいであるのに対して、ネット系婚活サービスは3年前に比べると約2倍近い数値になっています。
利用者が多い反面トラブルも増加
婚活サイトやアプリの利用者が増えている一方で、関連するトラブルも増えています。
引用元:独立行政法人国民生活センター
こちらは国民生活センターに寄せられた出会い系サイトに関するトラブルです。
ちょっと婚活サイトとは趣旨が違うものも含まれていますが、トラブル件数はここ数年横ばいです。
横ばいならいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、これらはサイトやアプリとのトラブルが大半を締めています。
したがって利用者間のトラブルはあまり含まれていません。
「恥ずかしくて相談できない」という事例を含めると実数の数倍あるといえるでしょう。
既婚者や目的外利用の人の増加
私個人の肌観ですが、婚活やマッチングアプリの利用者が増えることで、目的外利用するユーザーもかなり増加しているように思えます。
例えば既婚者の利用ですね。
明らかに結婚目的ではありません。
また肉体関係目的での登録者に会ったという話も身近なところで耳にします。
ネットの出会いが当たり前になってしまったがゆえに、危険度が増してしまった感があります。
自分なりのフィルタリングをすることが重要
とはいえ、月々数千円、女性なら無料で利用できるアプリも少なくありません。
婚活におけるコスパはいいわけです。
コスパはいいけどちょっと質に問題がある。
利用したいけど安全性に不安を覚えるという方は、自分なりのフィルタリングをするようにしてみてください。
つまりこの人なら会っても大丈夫という目を養うわけですね。
簡単にできる利用ユーザーの見分け方を3つ紹介します。
・プロフィールでチェック
・実際のやりとりでチェック
・直連絡への移行は慎重にする
プロフィールでチェック
不審者や目的外利用の人はプロフィールが雑です。
なのでプロフィール欄が短い、ほぼ空欄という人はスルーするようにしましょう。
余談ですが、ネットの婚活では本当にプロフィールは大事です。
アプリだけではなく、相談所の会員さんでも短めの人が少なからずいます。
これは非常にもったいない。
ネット上で人となりを判断するには、写真とプロフィールだけしかないので、
最大限利用しないともったいないです。
ただし最近はプロフィール作成のマニュアルもネット上に出回っていますので、プロフィールだけで判断するのは早いですよ。
実際のやりとりでチェック
誠実な人は文面に表れます。
逆に早く出会いたいだけの人は、やり取りも乱雑です。
言葉遣いや質問の内容など、違和感を感じたらその時点で終了すれば、
一定の安全さは確保できます。
個人情報を渡さなければ、二度とその人と付き合う可能性もありませんしね。
直連絡への移行は慎重にする
ペアーズなどネットのマッチングアプリの多くは、男性が課金する仕組みです。
そのため早く直の連絡先を聞きたい人が多い傾向にあります。
でもよく考えてみてくださいね。
会費はたかが数千円です。
その数千円をケチって早く直連絡をしたがる男性はどうなのか?ということですよね。
プロフィールに年収600万円と書かれていたにも関わらず、必死で直連絡を求めているとちょっと幻滅しますね。
文字に表れる年収よりもそういった肌感で、お相手の金銭感覚を見抜いてみてください。
ネット婚活成功のコツは毎日利用?
ネット系婚活アプリやサイトを使って成功する秘訣。
それはとにかく利用頻度をあげることです。
それを裏付けるデータがあります。
引用元:ブライダル総研
先程のリクルートブライダル総研によると、ネット系サービスで、成功している人の6割以上が週3日~6日以上、なんと40%が毎日利用しているということです。
ただし「成功」の定義が明確になっていません。
実際に会えただけなのか、交際に発展したのか、それともプロポーズを受けたのか。
そのあたりは不明ですが、一定の結果を出すには地道な活動が必要ということは言えそうですね。
まとめ:初期の婚活としてアプリは使える。出会いの質については工夫が必要
料金が安く、入会手続きも簡単、辞めるのも簡単、様々な理由から婚活アプリやサイトは、初期の婚活には使えるといえます。
会員数も多く、出会いのチャンスは増えますが、その一方で目的外利用のユーザーも混じっており、質の確保が成功への課題と言えます。
自分なりの「選球眼」を磨いてみてください。
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