【妊活】続・子供作る約束で結婚したんでしょ

以前、投稿した記事の後日談です。よろしかったら、こちらの記事も併せてご覧ください。

衝撃を受けた発言から数日。我々夫婦は冷戦期を過ごしていた。

もう、この状況どうにかしないと……。

その後の2人の会話あれこれ

わかってはいるもののあの言葉の真相を聞くことは怖すぎる。「私のこと、子供を産むだけの道具だと思ってるの？」同じ家にいながら彼にLINEを送ってみる。既読にはなった。返事はない。

返事がないということは、肯定の意味か……。
こんな身体でごめん、反省と後悔の暗い感情のなかに「子供できなくてもいいよ。ずっと一緒にいようね」そんな優しい言葉を欲してしまう。

顔を合わせても、まともに会話ができない。感情が整理できない。「私は子供を産むだけの道具？」LINEで送った内容を直接彼に聞いてしまった。彼は下を向き、瞬きを繰り返した後に目を閉じてしまった。

もう、会話すらできないのか。
なんで否定をしてくれないの？「そんなことないよ」って、1言言ってくれるだけで私は立ち直れるはずなのに。

「もういいよ」

同じ空間にいる勇気はなくなり、そっと彼の元を離れる。

SHElikesライターコンペをきっかけに

SHElikesのライターコンペ、毎月参加するようにしているけれど、妊活の話が出てた先月から、どうしても前向きな言葉を紡ぐことができない。今月のテーマは「#人生を好転させる小さな習慣」

今の私真逆だ。大転落していってる。やっぱりダメだなぁ。このままじゃ本当に。もう1度彼と話そう。今度は感情的にならずに。久しぶりに私の帰宅の方が早かった金曜日。彼の帰りを待ちながら、なんて切り出そうと考えていた。

帰ってきた彼に質問してみる。

「私のこと好き？」
「私との子供が欲しい？」

彼は、うん。うん。と答えてくれる。

「子供ができなくてもずっと一緒にいてくれる？」

彼はまた黙ってしまう。そして重たい口をボソボソ開く。

「子供がいなくてもいいって言っちゃたら、子供を諦めるって認めてしまう気がして」

彼の思考は頻繁に飛躍する。そうだ。彼は普段から言葉足らずで頑固なコミュ障だった。

コミュ障同士のすれ違いは辛い

「ずっと一緒にいるって認識がない人と、子供を作って一緒に育てていくのは無理だよ。まずは私を私として、認めてよ。子供も妊活も不妊治療もその基盤があってからの話でしょう？」

私の気持ちは、そのまま口をつく。私だってコミュ障だ。普段は気持ちの全部は吐き出さない。「道具だと思ってる？」の本当の気持ちは「私を私として認めて欲しい」ということ。

「そうだよね。そうなんだよね。でも子供がいなくていいって今言っちゃったら、子供を望んではいけないって言われている気がして」

私たちの喧嘩はいつもそうだ。
どこか噛み合わない。お互いに本心を伝えようとすればするほど、相手を傷つける言葉を選択してしまう。

彼の発言全部に納得したわけじゃない。まだまだ煮え切らない部分もある。
でもきっと彼だって同じ気持ちだ。なんでそんなこというの？子供ができるという未来じゃなくて、できなかったらどうしようって話ばかりなの？？って。

こんな状態なんだけど、明日初めての不妊治療専門のクリニックを受診します。何を聞かされるのだろう？どんな選択があるのだろう？疑問と不安を抱えながら、彼とも自分自身の身体とも向き合っていこうと思います。