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私は就活を乗り越えられなかったけど、後悔はしてない。(就活に悩んでいる方に届きますように)

はじめに


どうも。青山白花です。
私は現在、休学中の大学4年生です。就職活動も行いました。
でも、内定は1社もなく、でもどこかホッとしているというか。
就職活動まっただ中の方々、これから始める方々、どうか心と体の体調にはお気を付けて頑張ってください!!

私の就職活動記録

就職活動はしたくないと思ってた大学1年生

大学1年生の時から、就職活動に嫌悪感を抱いていました。
スーツを着て、化粧をして、ヒールを履いて、圧迫面接を受ける。
こんなイメージを持っていたので。

高校の卒業式前くらいからコロナが流行りだして、大学入学時にはマスク生活が当たり前で、入学式はもちろん中止で、思ってた大学生活は送れませんでした。

就職しなさいと言われた大学2年生

ゼミがスタートして、第1回目の顔合わせで、担当の教授から、将来就職したい方向を各々聞かれました。
私は「大学院もいいかなと思ってます」
と答えました。教授から「なぜ?」と聞かれたので、
「働きたくないからです」と正直に答えました。
ゼミ生一同頷いていましたが、教授からは
「働いた方がいい。働きながら学べることもある。就職しなさい」と言われました。
その後も個別で何度か話をしたことがあるのですが、その度に
「就職して、働きながら、お金をもらいながら、学べるんだぞ」と就活を促されました。
次第に「そうなのかな」と洗脳されていきました。

就職してもいいかもと思った大学3年生

私はテレビ局や制作会社を志望していました。
ドラマ作りに携わってみたかったからです。
サークルで映像を作っていたので、その時の楽しさや苦しさも含めて、仕事としてやってみたいと思いました。

夏にZoomで参加できる1Dayのインターンシップに、数多くの会社に参加しました。毎日のように参加していたので、今私はどの会社を受けているのかわからないような日もありました。

就職できないと思った大学4年生

第一志望の会社の二次面接のため、東京へ向かいました。
東京は、地下鉄の表示がカラフル。
人はたくさんいるし、街もお店で溢れてる。
昼も夜も明るい街。
楽しい。楽しい。また、ここに来たい!

けど、面接は上手くいかなかった。
案の定、落ちた。
第一志望に行けないなら、別に就職しなくてもとか思ってたくらいだから、やる気が失せてしまった。
第一志望に行ける人の方が少ないと言う。
私はこれまでの人生、確実なる道の第一志望を選んできたから、絶対に夢が叶ってきた。だからこそ、挫折を経験した。

そしてまた、制作会社やテレビ局へ描いていた将来像も残像すらなく消えた。
そして、全く興味もなかった業種や職種などを調べる毎日ヘと変わり、会社名も覚えていないのに、説明会や面接を受け続ける日々。
なんで自分が笑ってるのか、なんで自分を取り繕ってるのか、もうわからない。
疲れた。疲れた。もう疲れた。

体力だけじゃない。精神的にも、だ。

就職より自分を大事にできた大学4年生の夏

学校に行けなくなった。
ゼミしか履修していなかったけど、全く行けなくなった。
行けば、教授に詰められる。「今、就活はどうですか?」
行けば、内定をもらっている友人を見て妬んでしまう。自分が嫌いになる。

でも、それは違うと思った。
就活に人生を、人格を振り回されるのは嫌だと思った。
就活が、就職が全てではないと思った。

最近笑顔が消えていた私に母は言った。
「あなたが元気でいてくれたら、お母さんはそれでいいの。元気で、笑顔でいてほしいな」
母は、私が小さい頃からよくこの言葉を言っていた。でも前はよく意味が分からなかった。その言葉のありがたみが。
この時になって、すごくすごく感謝した。この言葉に甘えるのは今かもしれないと思った。

だから、私は休学を選択した。
大学4年生の夏だった。

就職活動を乗り越えた人たちを心から尊敬

今年社会に羽ばたいていった新社会人の多くは、私と同じ時期に就職活動を行っていた方々なのだと思うと、本当に本当に尊敬します。

それは、就職活動をしていた時期をふり返ってみて、やっぱり就活をまたやりたいとはどうしても思えないからです。辛かった。
だから、自分と向き合って、将来と向き合って、企業と向き合って、就活の時間を過ごされた方々は、本当に賞賛されるべきだと思います。
「そんなに真面目にやってないよ~」「ちょっと話盛ったりしたよ~」って言う人もいるかもしれないけど、それでも最後まで諦めなかったことがすごいと思うんです。

就職活動を乗り越えられなかったけど、後悔はしてない

私は就活にプレッシャーやトラウマを抱えてしまって、乗り越えることができませんでした。
だけど、後悔はしていません。就活で学んだこともたくさんあります。

人生初の大きな挫折を経験しました。
休学もしました。

この2つはマジで大きい経験だと思います。

東京に何度か行くことができました。(地方に住んでます)
色んな企業があることを知りました。
様々な部署があり、様々な仕事があることを知りました。
色んな価値観を持つ大人の方がいることを知りました。
生活の中で、とても視野が広がりました

自己分析はすごく苦手だったけど、自分がどういう人生を歩んできたのか、どういう考えを持っている人なのか、改めて整理するいい機会になりました。

この機会なので、逆に嫌だな、辛かったなと思ったことを書かせていただくと、

スーツで参加しないといけないこと
途中まで私服OKなところもあるのに、最終面接はほぼスーツでした。
私見ですが、私にとってスーツは正装です。だからスーツを着るだけで緊張します。面接も緊張するので、緊張が2倍になるんです。いつもの自分じゃない人が、いつもの自分を語るという、すごくおかしな状況にまたストレスでした。

「何か質問はありますか?」の地獄
私は、基本的に質問はないです。それに、臨機応変な対応も苦手なので、質問がすごく苦手なのです。どの質問が正解かも分からないし、質問を事前にネットで調べるということもしていました。でも、これ意外とステータスです。驚き。。
だけど、質問をしなかったら落とされたりします。「あなたに興味がないです」と思われかねないから。それに、直接言われたことがあります。質問を1つ準備して聞いた後に「他にありますか?」と言われたので「特にないです」と言ったら、「質問はした方がいいよ。たくさんしてる人はいっぱいしてるよ」と言われました。ムカつきました。落ちたけど、その会社は行かないと思いました。

謎の質問コーナー
これ聞いて何を評価するんだろう、、?っていうエントリーシートがあったりしました。でも頑張って書きました。でも落ちました。やる気も落ちました。ここで踏ん張れたら違ったのかな?

まだあるけど…とりあえず嫌だったコーナー終わります。

不思議な気持ちと、申し訳ない気持ちと、取り残された気持ちもあるのが正直なところです。

不思議な気持ちは、同級生にあたる友人たちが社会で活躍していることです。ついこの間まで一緒に勉強したり、活動したり、語り合ったりしていたのに、大人になっていくのは不思議です。

そして、私は自分で決断したとはいえ、就職活動を断念し、就職という形で社会に出ることはできなかったので、特に家族には申し訳ない気持ちがあります。友人に一緒に卒業できないのは寂しいと言われたので、それも申し訳なかったです。

卒業していく友人、社会に羽ばたいていく友人を見ていると、やはり取り残された気持ちは否めません。

だけど、私は私の意思で決めました。
自分を守るために決めました。
だから、悔後はしていません。

現在の私は、小さな一歩ずつではありますが、日々前に進んでいます。
正直、まだ未来のことはわかりません。大学4年生(休学中)にもなってお恥ずかしいです。トラウマになってしまった就職活動もしていません。
でも、過去の選択をした自分は誇らしいと思います。
今自分が自分らしく生きていられるのは、過去の自分のおかげだからです。

とはいえ、悩みはつきない人生ですが。今自分にできることを精一杯、そして周りの支えてくれる人たちに感謝して過ごしています。
いつか、支えてくれる方々へ恩返しができるようになること。
いつも元気で、笑顔で過ごせるようになること。
それが私の最大の目標です。


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