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痛い目を味わうまでゲームにのめりこんだ方がいい?

寒い日は、パソコン、ゲーム機の熱が意外と部屋をあっためてくれます。
ハナキチです。

さて、いよいよ中高生のゲーム時間を制限する、規制する…という条例がとある県で発表されてしまいました。

そこで、子どもの頃からゲームに親しんできた…いや、浴びるほどゲームにのめりこんでいた僕の身としては、当然素朴な疑問が浮かぶわけです。

「そんなことして、子どもの成績が上がったり、ゲーム依存を予防することができるのかな?」

…確かに、生活が破綻してしまうのは考えものですね。

ですが、むやみやたらに規制するより、

「どうしたらゲームとうまい付き合い方ができるか?」
「ゲームから何か得られるものはないのか?」

…と前向きに考えた方が、よっぽどいいですよね。
せっかくのいい機会ですので、ゲームとのうまい付き合い方、得られるものについて掘り下げてみましょう。

痛い目を味わうまでゲームにのめりこんだ方がいい?

最近のゲームは、それはそれはもうめざましい進化を遂げました。

サウンド、グラフィック、遊び方…正直なところ、外で遊ぶなんてのがバカバカしくなるほどのめりこんでしまうゲームがあるのは確かです。

仮に、ゲームにのめりこんでいる最中に「熱中してるところ悪いが、今すぐこのゲームをやめろ!!」…と言われたらどう思うでしょう?

間違いなく、いい思いはしませんよね。ですが、やめようと思ってもなかなかやめられない…どうして、やめられないんですかね?

僕が思うに、のめりこみすぎて死ぬほど嫌な思いをしていないから。

「これ以上やると、マズイ」って感覚が身につくと、スッと切り上げることができるようになるものです。

僕自身も、自分の中高生時代を振り返ってみると呆れかえるほどゲームをやりすぎていた期間はありました…

当然、時間をゲームに割きすぎて、ほとほと嫌な思いをしたこともあります。

よくある話ですが、夜通しでゲームをぶっ通してやると、翌日の午前中なんて全く頭が回らないんですよね。
「まぁ、寝なくても大丈夫だろう」…と自分を過信して、イベントを台無しにしてしまうような大ポカをかましたこともあります。
…最悪です。

結論として、ほとほと嫌な思い、死ぬほど痛い目を見るまで、好きなだけゲームはのめりこんでいいでしょう。

荒っぽい言い方ですが、人は痛い目を見ないと絶対に学習しません。

…厳しい言い方ですが、生活が破綻してしまっても立て直し方を学ぶいい機会になりますよね。

子どものうちはまだ回復が早いし、家庭や学校もうまくサポートできればしっかりとした立て直し方を身に着けることができるでしょう。

むしろ、オトナになってからハマりすぎてしまうと大変ですよね。
…ギクリとした方、いらっしゃるでしょうか。大丈夫です。僕自身にも突き刺さるようでキーボードを打つ指が重いです。

仮に、いい歳したおっさんがゲームに熱中しているとしましょう。
その人に面と向かって、「おっさん、ゲームなんて今すぐやめな!!」と言ったら素直に聞いてくれるでしょうか?

おそらく、8割がたのおっさんは聞き入れてくれないでしょう。
というかまず、いい歳したおっさんに「ゲームやめろ」ってまず言わないですし、言いにくいですよね…

子どものときにゲームを制限、禁止されていたならなおさらです。

オトナになり自由な時間を持ったら、禁止されていた反動で好きなだけゲームをやります。

…そうですよね?

ゲームからだって得られるものはある!

確かにのめりこみすぎるのは問題ですが、大丈夫。

ゲームが進化してきた、ということはいい質の作品に触れられる機会が増えたとも言えますね。

「ゲームという作品はどうやって出来上がっていくのかな?」

作品作り、言わばものづくりの工程に興味を持つことができれば、どんどん自分の世界を広げることができる、と僕は確信しています。

僕の場合、一番最初に手に取ったゲームは「星のカービィ(GB)」でした。
なんと、初代カービィってコピー能力が無いんですよね。知ってました?

それでも、エクストラモード(1回ゲームクリアしてタイトルで隠しコマンドを入力すると遊べるモード)を何回もやるほど熱中したものです。

それはさておき、子どもならではの素朴な疑問として色々浮かんでくるものがありますよね。

「なんで十字キーを押すとカービィは動くの?」
「どうして、ゲームボーイから音が出てくるの?」

オトナになると、子どものこういう素朴な疑問に答えるのって難しくないですか?
「そういうもんだよ!!」って言うのは簡単ですけど、それじゃあ子どもは納得しませんよね。

ですが、興味を持つってことはだいたい素朴な疑問から始まりますよね。

ゲームのキャラクターに興味を持って、キャラクターイラストを描く人を調べてみる。どうやってイラストを描いているのかな?自分もイラストを描いてみようかな…

音楽を作っているのはどんな人だろう?他の作品にも関わっているのかな、調べてみよう。どんな勉強をしたら音楽が作れるのかな…

こうした純粋な興味が生まれる前にゲームを取り上げてしまったら、すごくもったいないと僕は感じます。

テレビとかスポーツ、本でも興味を持てる物はもちろんありますが、ゲームの表現の密度が上がってきたこのご時世。

真剣にもっとゲームと向き合った方がいいですね。
「無駄な時間」とか「ゲームは悪」とか言われますけど…

僕が言い返すとしたら「遊びに真剣に慣れない人はどんなことにも真剣になれない」でしょう。

ゲームを作る人だって真剣です。楽しい遊びを提供することに大マジメです。
それを「無駄な時間」と一蹴してしまうことは、ゲームを作るクリエイターの人たちに大変失礼ではないでしょうか?

ただ、真剣に遊ぶと言ってもやっぱり長時間のプレイで体を壊してしまっては元も子もありませんね。

それでは、ゲームする時間はどれくらいにしておこうか…そもそも、ゲームする集中力を残しておかないと楽しくない…じゃあ日中はもっとラクに行動できないかな…

あれ?なんだか、ゲーム以外でも真剣に行動できそうな気がしてきますね。

今回はここまで。それでは、また!

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