2023年秋の共産党⑨~10中総、志位委員長の閉会あいさつへのツッコみ~

10中総を伝えるしんぶん赤旗記事。
10中総でどのように大会決議案が修正・補強されたのかはわからない。
起草責任者、田村副委員長への配慮なのだろうか。
当日のYouTubeに貼りつけられていたPDFはダウンロードしているので、時間がある時に読み比べるが、25年参院選への記述があったので、みんな気になるところは同じなのかなと思った。

さて本題へ。
この赤旗記事の最後に志位委員長の閉会あいさつが紹介されている。その中で、大会決議案に絡めて以下のような発言があったようだ。

 志位氏は、「日本共産党は国民の多数を結集して社会変革を進める立場に立っていますが、それをやる党が1万7000の支部、二十数万人の党員が結集できなくてどうしてその仕事ができるでしょうか」と問いかけ、全支部・全党員を結集する党へ成長しようと呼びかけました。

日本共産党がめざす社会をまず党内で実現していくという事だろうか。ハラスメント根絶のジェンダー平等な社会をめざすなら、ますは党内でハラスメント根絶のジェンダー平等な組織にならねばならぬということだろう。大いに理解できる話だ。

自由な社会をめざすなら、まず党内で自由が保障されなければならないということでもある。その点が民主集中制を「組織原則」という位置づけで可能なのかとも思う。

また、党員が結集できていないのはなぜなのか。方針そのものへの展望が見いだせないからではないのだろうか。スローガンはいいが、分析と道筋がなく、整合性の取れない見解が広がるだけなのは悲しい。

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