フロスは歯を磨く道具 Y字でお尻のとがったものがイイ
◆歯は二度と生えない
ネズミの歯は、折れても生えてくるそうです。
なぜ、人間の歯(永久歯)は、抜けたら生えてこないのでしょうか。
爪や髪の毛のように、折れても抜けても生えてくるならば、
現在の歯科学は大きく変わっていたでしょう。
最初で最後の歯ですから、大事にしたいです。
丁寧に時間をかけて歯磨きしても、
歯と歯の間にプラーク(歯垢)残ってしまいます。
そんな時、フロス(糸ようじ)が有効です。
歯間プラークの除去率の比較です。
ブラッシングのみ 約6割
ブラッシング+フロス 約8割
フロスを使うのと使わないのでは、約2割の差がありました。
◆フロスの種類
フロスには3タイプあります。
①Y字型
②F字型
③糸だけ
おススメは、奥歯を磨くときに便利な「Y字型」です。
もう一つのポイントは、お尻の形です。
糸がついていない柄の部分の先が、丸くなっているものと、
とがっているものとがあります。
とがっているフロスの方が、歯間の掃除をするときに便利です。
おススメは「GUM(ガム) デンタルフロス&ピック Y字型」です。
◆フロスの使い方
フロスは、歯間に食べ物がはさまったときに使うものと思っていました。
まさか、歯を磨く道具だったとは。
フロスの使い方ですが、糸を歯の側面に当て、
上下させてゴシゴシと歯の側面を磨きます。
終わったら隣の歯の側面を。
同じ歯間で、左右の歯の側面を磨きます。
「磨く」という感覚が大切であり、
磨けばプラークが浮いて取れてきます。
盲点は、一番奥歯の奥の面です。
プラークがごっそり取れることがあります。
歯に詰め物をしている場合、
フロスで引っかけて詰め物が取れてしまうことがあります。
そんな歯間には、柄のとがった部分でかき出すか、
歯間ブラシを使いましょう。
参考文献
ブログ「歯の悩みをゆるっと解説」:https://ina-zone.com/
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