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〔足のニオイ対策〕靴選びのポイントは風通し
◆皮膚から出る液体
皮膚から排出される液体は、汗とアブラの2種類です。
汗は「汗腺」から、アブラは「脂腺」という器官から分泌されます。
足の裏は、他の皮膚と異なり、汗腺しかありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1661950344311-aIAADkdFvo.jpg)
しかし、汗腺が大変発達しており、
1日コップ1杯分の汗をかくといわれています。
また、靴下や靴に覆われ、非常に蒸れやすいという特殊な環境にさらされます。
◆足のトラブルは安全靴
皮膚科で足のトラブルと言えば、この3つでしょう。
①水虫
②タコ、ウオノメ
③足のニオイ
足のトラブルの患者さんに、仕事中の履き物を尋ねると、
「安全靴」の答えが多いのに驚きます。
昔は、安全靴は、重いものを扱う工場の仕事に限られていましたが、
今日では、軽い製造業でも、安全靴が義務づけられているようです。
ケガをしない配慮と思われます。
安全靴は重厚な造りであるため、
足が蒸れて水虫やニオイを生じやすくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1661950381477-t3vHD1RWqm.jpg)
ネット通販によると、通気性のよい安全靴もあります。
職場で、安全靴の種類まで指定されている場合は仕方がありませんが、
自由に選べるなら、通気性のよい安全靴がいいかもしれません。
◆革靴は本革
医療現場でも、昔はサンダルのような履き物でしたが、
最近は頑丈なシューズを履くように指導されています。
注射器を落としても足に刺さらない危機管理からでしょう。
通気性を重視して、革靴の底に小さな穴が幾つか開いているものを選びましたが、思ったほど涼しくありません。
そこで、材質が合皮だからかと思い、本革に替えてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661950549399-oy5Og5TiM3.jpg)
本革の靴は動物の皮からできているため、通気性に優れています。
履いてみると、なんとなく足がさわやかです。
1日履いてみて、「なんとなく」が確信に変わりました。
合皮は、布地に合成樹脂を塗って作られたものであり、
空気や水を通しません。
たとえ底に穴が開いていても、本革には及びませんでした。
若干高価ですが、毎日耐え忍んでいる縁の下の力持ちの「足」に、
本革のご褒美はいかがでしょうか。
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