爪の丸くて黒い斑点は、「がん」でなく爪下出血
“爪の黒い斑点を放っていたら、がんになった”
そんな記事で不安になったことはありませんか。
皮膚にできるホクロのような「がん」で、
最も怖いのが「メラノーマ」です。
「悪性黒色腫」ともいいます。
メラノーマは極めて悪性のがんであり、爪にできることもあります。
「がん」は、なぜ怖いのでしょうか。
命を落とす病気だからでしょう。
◆五つの願い
昔から、人間には五つの願いがあると言われています。
(1)いつも三月、花のころ・・・・季節は春がいい
(2)お前十八、ワシャ二十歳・・・夫婦、いつまでも若くありたい
(3)死なぬ子三人、みな孝行・・・子どもに望むことは健康と孝行
(4)使って減らぬ金百万円・・・・そんなお金ほしい。ドラえも~ん
(5)死んでも命のあるように・・・究極の願いは死にたくない
5つのうち、どれか一つ願いをかなうとしたら、何を望みますか?
やはり、5番目の、いつまでも生きておりたいでしょう。
「胃潰瘍」と「胃がん」
どっちも嫌ですが、絶対なりたくないのは「胃がん」です。
胃がんは命を脅かす病気だからです。
「がん」が怖いのは、死ぬのが怖いからでしょう。
「がん」は、なんとしても早期発見をしたいものです。
◆爪の丸い斑点は爪下出血
「爪のがんではないですか」と受診する人の多くは、
爪の下の内出血(爪下出血)です。
特に指にケガをした覚えがないのに、
爪の下に内出血を起こすことがあります。
爪の根元に、数ミリの丸くて赤黒い斑点となって現れます。
様子をみていると、1カ月に1ミリ程度、爪の先に向かって移動をして、
最後、爪と共にとれてしまいます。
爪の根元にある、丸くて黒い(少し茶色)の斑点は、たいてい大丈夫です。
心配でしたら皮膚科を受診しましょう。
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